現代社会学部3年次の田窪佑一朗さんが、2025年12月に開催されたハッカソン「KYOTO PLATEAU HACK 2025」において、京都産業大学賞とオーディエンス賞を受賞しました(受賞当時は2年次)。

「KYOTO PLATEAU HACK 2025」にて表彰後の記念撮影。
左から、本学情報理工学部 平井 重行教授(審査員)、田窪さん、
他大学の三品 圭さんと宮竹 楽人さん
田窪さんは小学校時代からの友人を含む他大学の学生2名とチーム「あめしこう」を組み参加しました。開発したアプリ「Travel GO」は、オーバーツーリズムによって生じる混雑や交通負荷、観光体験の質の低下といった課題に対し、観光客の行動変容を促して都市全体への分散を生み出すことを狙うプロジェクトです。混雑情報を提示するだけでなく、“楽しさ”をきっかけに回遊を促す体験設計を提案します。
主なポイントは以下の通りです。
- リアルタイムの混雑度データにもとづき、混雑していない場所を「快適なスポット」として提示
- スポット訪問でデジタルカードを獲得できるゲーミフィケーションで回遊を促進(200箇所以上を想定)
- PLATEAUの3D都市モデルを基盤に、直感的に理解できる3Dナビゲーション体験を目指す
- 混雑度ヒートマップや快適度評価などの重畳表示、市バス位置情報などリアルタイムデータ統合も視野に入れた設計

2日間のハッカソンで、チームごとにプロトタイプ開発に取り組む参加者
田窪さんは受賞後も、サービス構想やユーザー体験、技術的な仕組みの整理・改善を継続しながら、学内外の実践の場で挑戦を重ねています。
- 亀岡市主催「かめおか共創支援プロジェクト(ビジネスチャレンジプログラム)」に参画。廃材活用を入口にした体験企画「廃材×謎解き!ロボットからの挑戦状」を実施し、成果報告会で「優秀賞」を受賞しました。
- 学内のビジネスプランコンテストにもチャレンジし、受賞には至らなかったものの、企業や組織と連携したAI活用のプロトタイプ開発など、デジタルを活かした業務改善・企画に取り組んでいます。
- 現代社会学部 藤野敦子先生の演習(ゼミ)では、リーダーとして、他都市への展開や地元飲食店・企業と連携したクーポン等の仕組みづくりも視野に入れて活動しています。

成果発表・表彰後の集合写真。多様な参加者が混成チームで都市課題解決に挑んだ
同イベントでは、情報理工学部2年次の学生4名(小野 史香さん、 垣内 彰太さん、 神農 亮太さん、 前田 梨緒さん、いずれも受賞当時1年次)のチームも参加し、優れた成果を上げ、「学生特別賞」を受賞しました。4名はチーム「かかおまめ」として参加し、「京都もにゅどろっぷ」というゲームを開発。落下型パズルゲームをベースに、京都タワーなどの建物をモチーフとしたオブジェクトが登場する3Dゲームとして構成されています。
さらに、小型マイコン「M5Stack」を用い、加速度センサやディスプレイを活用した直感的な操作も実装。PLATEAUの都市データと組み合わせることで、都市の魅力を楽しく体験できる作品となっています。

チーム「かかおまめ」(写真右側の4名)、写真左はメンターを務めたぴっかりん氏
(国土交通省「PLATEAU」掲載)