2026.05.21

生命科学の知識を活かした社会課題の解決に向けて

京都産業大学生命科学部 産業生命科学科では、産学協働教育に力をいれています。企業やNPO、地方自治体などと連携をしながら、社会で実際の課題解決にあたることが成長につながると考えているからです。今年度は、3年次の14名の学生が、武田薬品工業株式会社京都薬用植物園様のご協力の元、森林保全に取り組んでいます。

京都薬用植物園の人工林エリアでは、斜面地が崩れ土砂が流入したり、シカなどの野生生物の影響が生じたりすることで、生態系が劣化しており、その保全と活用が課題になっています。学生たちは、その解決に向け、必要となる調査を考え、提案し、調べ、解決策を検討します。

第3回までの授業では、京都薬用植物園のスタッフの方に現地についてご説明頂いたほか、現地視察を行いました。
第4回から第7回までの授業では、自然豊かな京都産業大学の立地を活かし、環境を計測するための基礎的な技術を学んでいきます。

第5回は、樹木や水路について地図化にむけたデータを取得する技法を、スマートフォンなど身近な機器も活用しつつ実践的に学びました。樹木については、樹種や樹高、幹周などを、水路については水路の内部・周辺の様子などを観察し、観察しました。

学生たちは、どのようにしたらミスなくもれなくデータを取ることが出来るか、試行錯誤をしながら、取り組んでいました。授業後、学生らは「歩幅など、比較的身近なもの、手軽な方法を使いながらも調べることが出来るのが印象的だった」「大学の水路にも、意外に土や落ち葉が溜まっていたが、京都薬用植物園の水路と実際にどのように違うか調べて比較してみたいと思った」など感想を述べていました。

樹木調査の様子
水路調査の様子

                                                                                   調査後の集合写真

生命科学PBL(課題解決型学習)とは?

生命科学PBL(Project Based Learning:課題解決型学習)は、企業や地域団体、地方公共団体などが抱えている課題の解決策を学生自らの力で立案し、実行する授業科目です。2年次に開講される生命科学PBL1では、さまざまな演習を通じて、チームで協働する力や、企画を立案する力を学びます。3年次に開講されるPBL2では、企業などから提案される課題の解決策を立案して実行します。チームで協働しながら社会のリアルな課題にあたることで、調整力や実践力を養います。