2026.04.09

世界を自分の目で見る。ー国際関係学部生がネパールで得た学び

学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。

今回は、「ネパールにおける宗教的儀礼と自然崇拝が共同体にもたらす幸福の構造の日本の精神性への有効性について」をテーマにネパールを訪問し研究を続けている、国際関係学部3年次の石原英憲さんにお話を聞きました。

1.「国際関係」に興味を持ったきっかけを教えてください。

家族がアメリカに住んでいたり、小さいころにアメリカに行かせてもらって、世界はこんなにも広くて、こんなに面白いんだと感じた経験からまずは世界に興味を持ちました。国際関係に興味を持ったのも小さい時に感じたことがきっかけで、「不平等をなくしたい」と思ったことがきっかけです。テレビか何かの本で見たのか不確かですが、発展途上国の同年代の子供が、ご飯を食べられなくて泣いているということを知って、生まれた国でこんなにも違うのか、不平等が生まれてしまうのかということを知って、「不平等」に小さいころから強い不信感と疑念を持ってきて、将来は世界の不平等を少しでも減らしたいと思い、まずは世界についてもっと知ろうと思い、国際関係に興味を持ちました。

世界遺産仏教寺院スワヤンブナートの写真
スワヤンブナートにいるサルたち
20kmのハイキングをしたカカニの写真

2.今、注力している取り組みは何ですか?

今は、「まず世界を知ること」に注力をしています。今年は2月、3月に一枝会の行ってみチャレンジに参加させていただき、ネパールにて3週間宗教と幸福観に関するリサーチをしてきました。発展途上国に行くのも初めてで、一人で旅行をするのも、ひとりで海外へ足を運ぶのも初めてでしたが、この経験で得られた学びは、本気でこれからの人生生きていくうえでも大事なものを学ぶことができたと確信しています。

町中、寺中にある、お経が書かれている旗
ホーリー祭に参加したときの写真

3.その取り組みに参加(応募)したきっかけ・動機を教えてください。

知人がこの一枝会を教えてくれたことがこのプログラムを知ったきっかけです。今まではこういったプログラムにあと一歩の勇気が出ずにいましたが、自分が少しでも変わるように、勇気とやってやるぞという気持ちで参加を決めました。教えてくれた知人に感謝です。

チトワンの夕日
チトワンで見た野生のクジャク

4.参加して、ご自身にとってプラス(成長)につながったこと、気づきは?

自分一人で計画から実行、帰国までやり切るという面でももちろん成長はできたと思いますが、何よりも現地で学ばせていただいたことは、これから自分が生きていくうえでもすごく重要なことを学べたと思います。私はネパールにおいて、現地の宗教観がどのように幸福観に繋がっているのかについて調べました。そこには暮らしに根付いた宗教から、人々の考え方にどのようにつながっていて、それがどのように人の幸せ、心の安定につながっているのかについていろんな人と話したり、いろんな宗教的施設に行き、友達にいろんな場所に連れて行ってもらったりしながら、人生観が変わるような経験、学びをすることができました。宗教という繊細なテーマだからこそ、現地の人とたくさん話して、客観的に考えるのではなく、その人になったと思って考えてみたりということがどれほど大切か学ぶことができました。

ポカラにあった日本の寺院の仏様
カトマンズ大学があるバネパにいた子ヤギ
パシュパティナート寺院で出会った友達

5.国際問題を考えるうえで、普段から心がけていることはなんですか?

国際問題は単なる一つの問題ではなく、その問題の裏に複数の問題、要因があることが大半です。とても複雑な問題もかなり多いです。なので、なぜこの問題が起きているのか、その起因から考えて、その問題の裏に紛れているものに意識を向けて、想像することを心がけています。

カトマンズ中にあった小さな寺院
岩が祀られていたヒンドゥー教の寺院
スワヤンブナートにいたサルが都市カトマンズを背に旗を引っ張っている写真

6.今の活動をとおして、今後の抱負、また将来に繋がること・繋げたいことは?

私の人生最終目標は、「世界の不平等」をなくすことです。これからも世界を自分の目で知って、学んだことを自分がどのように解決できるのかを主体的に学び続けます。今は、本来笑って暮らせるはずなのに火事によって涙を流す、一種の不平等に苦しむ人を救えるように消防士を目指しています。日本の中での不平等を減らせる人間になった先に、自分が持つ知識と技術で、世界に貢献できる人間になれるように尽力します。

現地の伝統ダンス
毎朝のバイク渋滞

7.国際関係を学ぶ学生(興味を持っている高校生)のみなさんへ一言

国際関係は最も世界を広く知れる学問だと思います。自分の目で見て、学ぶことができるのが国際関係です。グローバル化を経て、世界が常につながっているようなこの時代に生きるからこそ、世界への知識は必須だと思います。また、世界には数えられないほどのグローバルイシューが存在します。そこで何かに貢献したいという人には国際関係はばっちりだと思います!!

ハイキング中ずっとついてきた野犬
都市部の様子