経営学部 宮永ゼミで学生ベンチャーSOIが特別講義!「AIを使いこなす大学生へ」
経営学部 宮永ゼミ生に対して、京都産業大学発ベンチャー第1号として認定された、株式会社SOI(Source Of Innovation)の熊田 裕介さん(経済・4年次)、瀧野 真緒里さん(外国語・4年次)の2人が、特別講義「生成AI体験セミナー」を行いました。
株式会社SOIは、「大学生が主体となって社会に新たな価値を生み出す」ことを目標とし、大学内でカフェ運営(SOIcafe)とコミュニティ運営(SOIコミュニティ)の活動を母体として誕生した学生ベンチャーであり、法人などを対象としたAI導入支援事業や、企業の障がい者雇用促進事業を展開されている企業です。
(マネスタ・学生ライター 経営学部4年次 横尾 優稀)

昨今、企業の現場ではAIの利用が当たり前になりつつあり、学生が大学の学びの中でAIについて学習・実践することの重要性が急速に増しています。この特別講義は、そのような問題意識を持っていた宮永教授が株式会社SOIにコラボレーション講義の企画を打診したことがきっかけとなって実現したものです。
この特別講義は2週にわたって実施され、1週目であるこの日はAIに関する基礎教養を学びました。ChatGPTに代表されるAIの急速な進化をテーマに、AIの基本構造から社会の変化まで幅広い内容が紹介されました。
講義前半では、AIの定義や研究の歴史を振り返り、第1次・第2次・第3次 AIブームの特徴を整理し、現在の生成AIブームが、技術の発展によって進んできたことを解説されました。
また、ChatGPTが質問に対して、どのように答えや文章を生成しているのかを、クイズを交えながら紹介されました。学生たちはAIの“思考の仕組み”を模擬体験する形で、なぜAIが間違えた答えを生成してしまうのかについて、基礎的な理解を深めることができました。

講義の最後に「AIの進歩は極めて速く、一度乗り遅れると追いつくことが難しい」、「激動の時代を生き抜くためには、自ら学び、一次情報を掴み、物事を多角的に見る力が重要」と、急速に変化する社会の中で、AIとともに学び続ける姿勢の大切さを伝えました。

受講した学生からは、「これからは注意点に留意しつつ、AIを活用したい」などの意見があり、AIへのリテラシーを学ぶ、良い機会となりました。

講師を務めた熊田さんと瀧野さん