2025.10.17

京都産業大学DAY(本学会場)講演会「宇宙×ビジネス 京都産業大学60年目の挑戦」を開催しました

宇宙×ビジネスで描く未来への挑戦

10月11日(土)、京都産業大学神山ホールにて「京都産業大学DAY(本学会場)講演会『宇宙×ビジネス — 京都産業大学60年目の挑戦 —』」が開催されました。

神山宇宙科学研究所 河北 秀世 所長(理学部・教授)と同研究所 具 承桓 宇宙ビジネス推進部門長(経営学部・教授)が登壇し、宇宙科学とビジネスの両面から、宇宙産業の最前線と大学の果たすべき役割について語りました。

今回のテーマは「宇宙×ビジネス」です。
本学は60年前、理学部と経済学部の二つの学部からスタートしました。社会は、科学技術と企業の経済活動によって支えられています。
本学創設の原点に改めて立ち返り、これからの社会にどのように貢献できるのかを考える——その思いを「宇宙×ビジネス」というテーマに込めています。

対談では、急速に拡大する宇宙ビジネスの可能性と、次代を担う人材育成のあり方について語られました。

現在、世界の宇宙ビジネス市場はおよそ54兆円規模に達し、国家主導の時代から民間企業が牽引する新たな局面に移行しています。
米国のスペースXによるロケット再利用技術や、超小型衛星による通信ネットワークなど、宇宙関連産業は技術革新と多様化が同時に進行しています。

本学では、神山宇宙科学研究所を中心に、環境モニタリング用超小型衛星の開発や、データ解析技術の応用研究など、理学と経営学が連携した新たな挑戦が始まっています。こうした研究活動は、学生にとっても「宇宙を通じて社会とつながる学び」の実践の場となっています。

河北 所長は「宇宙は単なるロマンではなく、社会を支える科学技術の新たな領域」と語り、具 部門長は「新産業の成長には、果敢に挑戦するイノベーション精神が不可欠。失敗を恐れず、常識にとらわれない発想が求められます」と強調しました。

河北 秀世 所長
具 承桓 宇宙ビジネス推進部門長

神山宇宙科学研究所は、科学技術とビジネスの力で社会を支えるという本学の原点に立ち返り、宇宙ビジネスを通じて新たな挑戦を続けていきます。

神山宇宙科学研究所