2025.10.14

ヒューマンインタフェースシンポジウム2025の学生コンテスト(SICHI)にて学生らが奨励賞を受賞!

2025年9月10日(水)~9月12日(金)に金沢工業大学で開催されたヒューマンインタフェースシンポジウム2025において、学生コンテスト「SICHI2025」が実施され、先端情報学研究科博士前期課程1年次の鈴木 凛さん、瀬尾 好太さん(チーム「ミラボ部」)が提案したシステム「VibeSync:複数人の生体信号を用いたカラオケ自動空間演出システム」が奨励賞を受賞しました。

SICHIは、生体信号計測デバイスなどの課題ガジェットを用いて、新しい体験や未来社会に向けた応用を競う学生コンテストです。2025年度の課題ガジェットには、生体信号計測用ツールキットBITalinoが採用され、応募各チームはこの機材を活用して独自のシステムを開発しました。

SICHI2025授賞式の様子
参加者集合写真

本学からの出場チーム

VibeSync ― 複数人の生体信号を用いたカラオケ自動空間演出システム

チーム名:ミラボ部

鈴木 凛(先端情報学研究科博士前期課程1年次)

瀬尾 好太(先端情報学研究科博士前期課程1年次)

提案概要

マイク一体型センサーで取得した複数人の皮膚電気活動をもとに、盛り上がり度に応じてカラオケルームの照明や音響を自動制御するシステムを開発した。ミラーボールの回転速度やLEDの発光パターンをリアルタイムに変化させることで、集団の感情に合わせて空間全体が反応する新しいカラオケ体験を実現する。

消える聴衆、透ける視線

チーム名:ErasAR

宮崎 快利(先端情報学研究科博士前期課程1年次)

上原 悠暉(先端情報学研究科博士前期課程1年次)

岡本 柊(先端情報学研究科博士前期課程1年次)

提案概要

拡張現実(AR)技術を用いて聴衆の存在や視線を可視化・制御し、発表者が集中できる環境を提供するシステムを提案。プレゼンテーションや学習支援への応用が期待される。

チーム「ミラボ部」デモ展示の様子
チーム「ErasAR」デモ展示の様子

本成果は、文部科学省「令和6年度大学・高専機能強化支援事業(支援2:高度情報専門人材の確保に向けた機能強化に係る支援)」の支援を受けて拡充した大学院授業の成果を発展させたものです。京都産業大学では、こうした取り組みを通じて、次世代の情報分野を担う高度専門人材の育成を推進しています。

関連リンク

ヒューマンインタフェースシンポジウム2025

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