京都府立大学の平野朋子准教授、佐藤雅彦教授らを中心とした、京都産業大学の木村成介教授、坂本智昭研究員、かずさDNA研究所の白澤健太室長、佐藤光彦研究員による共同研究グループは、虫こぶ形成昆虫ヌルデシロアブラムシより、虫こぶ形成因子として、CAPペプチドを発見しました。更に虫こぶ形成昆虫が存在しない条件で、CAPペプチドと植物ホルモンであるオーキシンとサイトカイニンのみを作用させることによって、シロイヌナズナやムシクサに人工的に虫こぶ様構造を形成させることに世界で初めて成功しました。
本発見は、将来的に、植物の果実やイモなどの器官形成やエネルギー産出を自在に操る技術開発につながる可能性があります。
なお、本研究成果は、7月30日付けで、国際学術誌『Plant Cell Physiology』上で発表されました。
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リリース日:2025.07.30