2025.06.13

撮影まであと少し!CMプロジェクト2025〜絵コンテ・撮影プラン完成編〜

京都産業大学経営学部では、学生が企画から制作までを手がける「CMプロジェクト」を実施しています。2025年度のテーマは、高校生をメインターゲットとした「大学生活CM」です。「LINE」と「60」という2つのキーワードを必ず取り入れるというルールのもと、学生たちは個性豊かな発想で、約1分間のCM制作に挑戦しています。
第3回となる全体ミーティングでは、絵コンテと撮影プランの完成に向けて活動を行いました。

(学生ライター 法学部 2年次 笹山 美咲)

制作プランを進める学生たち
実践的な講義の様子

今年度のCMプロジェクトには、昨年度(5チーム)よりも多い9チーム、46人の学生が参加しています。今回は、前回に引き続き絵コンテの最終調整を行いながら、同時に撮影プランの作成にも取り組みました。今回は、京都産業大学公式YouTubeチャンネル「KYOTO産大TV」の取材も入り、教室内は活気づいていました

撮影をイメージしながらシャンソン氏のアドバイスを受けている様子

授業の冒頭では、映像ディレクターのシャンソン氏による撮影テクニックの講義が行われ、構図の工夫やカメラアングル、カメラ位置、演出のポイントなど、撮影のコツについて指導を受けました。指導では、「イマジナリーライン※(会話する二人を結ぶ想定線)をカメラが越えないことが基本」といった本格的な撮影ルールに加え、映像の保存方法や出演者がリラックスできる雰囲気づくり、目線や背景の工夫など、撮影にすぐに活かせる実践的なアドバイスがされました。その後、各チームは絵コンテの最終確認と撮影プランの調整に取りかかりました。高校生に向けてより効果的に伝えるにはどう描くべきかを話し合いながら、本格的な撮影に向けて作業を進めます。シャンソン氏からアドバイスを受けつつ、実際の撮影をイメージしながら制作を進めるチームもあり、教室内には真剣な空気が流れていました。

翌日に学内での撮影を控えているチームや、筆記試験風のシーンを大教室で撮影予定のチーム、画像の合成技術を活用してポスター制作を進めているチームなど、それぞれが試行錯誤を重ねながら、着実に準備を進めていました。

また、各チームの代表が企画内容を発表する時間も設けられました。未来の自分から60秒の電話がかかってくるというストーリーや、カンニングをテーマにしたアメリカのスパイ・アクション映画風のストーリー、60個の思い出を記録するストーリーなど、さまざまなアイデアが披露されました。LINEの通知がホラー展開に繋がる作品や、教員が60kgのダイエットに挑戦するというユニークな案もあり、ジャンルも発想もバラエティ豊かです。今回の全体ミーティングを経て、各チームのCMの方向性がより具体的になりました。


いよいよ次回は、制作発表会前の最後の全体ミーティングです。各チームは撮影や編集に取り組みます。完成映像は7月2日(水)の制作発表会で披露され、本学のオープンキャンパスやYouTubeでも公開予定です。各チームのアイデアがどのように映像として形になるのか、制作発表会に向けて期待が高まります

関連リンク