韓国・釜山大学(交換留学)

外国語学部 アジア言語学科 日本語・コミュニケーション専攻 南原 真央 さん

留学種別:交換留学
留学先:韓国・釜山大学
留学時の学年:3年次
担当留学アドバイザー:今西 利之 准教授

留学のきっかけ

留学のきっかけは、1年生の春休みに行った3週間の海外実習です。その時に初めて旅行以外の目的で韓国に行きました。たった3週間の滞在でしたが、初めて触れるものや、学んだものが多くたくさんの刺激をもらいました。それから私は長期で韓国に滞在し、いろんなことを経験しながら自分にできるものを探したいと思い、交換留学に申請をし、見事交換学生の座を取ることが出来ました。留学先大学を選んだ理由は、海外実習先が釜山大学であったため、その時知り合った人がいるのと慣れた環境であるということで釜山大学を選びました。

留学生活全般について

授業は専攻の日本語の授業も聞き、語学の授業も聞きました。日本語の授業も、韓国語の授業も比較的に簡単であったため授業についていけないことはなかったです。しかし課題は多く毎週のように出されたため、授業終わりの予習、復習は欠かさずしました。テスト期間は図書館や近くのカフェの席が埋まるほど釜山大学生みんな熱心にするので、私もたくさん刺激をもらい、毎日8時間ほど勉強をしました。滞在先は大学内にある寮に住んでいました。新しく建てられた寮のため、施設はとても綺麗でした。部屋は二人部屋で違う国の人たちとなることもあります。必要なものはすべて設置されており、ベッド、机、Wi-Fiなどは元々ありました。また各部屋のトイレとシャワー室は、韓国では珍しく別に設置されていたため、とても快適に暮らすことが出来ました。釜山大学の雰囲気は、学生たちがみんな夢をもって生きているため、何事にも熱心にがんばります。また留学生と関わりを持ちたいと思ってくれる人も多く、外国人である私にとってはとても居心地がよかったです。友人関係については、韓国人はもちろん、たくさんの外国人の友達も作れて刺激をもらいました。異文化に触れながら学ぶことも多いのでとても楽しいです。

苦労したことや大変だったこと

外国人登録をしてから、外国人登録証をもらうまで一か月半ほどかかったので少し不便でした。韓国では身分証明相がパスポートか外国人登録証であったためパスポートを忘れてしまった時は大変でした。また銀行口座を開設するときや携帯を契約する際も外国人登録証がなかったために苦労をしました。

課外活動(ボランティア・サークル等)について

私は釜山で開かれた歴史祭りの日本語通訳者としてボランティア活動に参加しました。初めて行うボランティアだったため少し慣れない部分もありましたが、その祭りに参加していた日本人の方たちの力になりたいと思い積極的に声をかけていきました。そうすることで日本人観光客の笑顔が見え始めそのイベントに溶け込んでいく人たちを見てとてもやりがいを感じることが出来ました。サークルでは国際交流サークルに参加しました。韓国人3人に外国人3人程のグループを作り韓国語はもちろん、韓国文化の体験を兼ねてイベントに一緒に参加したり、韓国伝統料理を食べたり、韓国のお酒を飲んだりたくさんの経験をしました。このサークルで韓国の文化を学べたことはもちろん、韓国人や外国人と仲良くなりいろんな異文化について学べてとても刺激をもらうことができました。

留学経験から得たこと

留学から得られたことで一番大きいことは何事も諦めず、まずは挑んでみるということです。私は何かを始めようとしても怖さに負けて諦めてしまうことが多々ありました。しかし、たくさんの韓国人や、外国人がどんな難しいことへもあきらめず頑張って挑もうとする姿を見てとても刺激をもらいました。挑むことで新たなチャンスを得ることができるにも関わらず、始める前に諦めてしまってチャンスを逃している自分の愚かさに失望をしました。それから私は何事に対しても逃げるのではなく、まずは挑戦してみようと思うようになり自ら行動をすることへ大切さに気づくことが出来ました。

これから留学する方へのメッセージとアドバイス

留学は楽しいことだけではありません。壁にもぶつかり傷つくこともたくさんあります。しかしそれ以上にやりがいや自分の成長も感じることができます。もちろん自分の行動にもよりますが、平凡な生活を送るのではなく何事へもチャレンジをしてたくさんの刺激を受けながら、充実した留学生活を送ってください。

今後の進路や目標等

今後は、自分が本当にしたいものは何かを明確にし、それに向かってチャレンジしたいと思います。それが就活のことであっても、その他のことであってもあきらめずに自分の人生を生きたいように生きていこうと思います。また自分が韓国でたくさんの人に助けられた分、私も日本にいる外国人に関心を持って、困っている人たちの力になれるような存在になりたいと思います。
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