教員研究テーマ
すべての研究活動や研究成果に関する論文・著書・活動記録等については、「京都産業大学研究者データベース」を、参照してください。
(五十音順/2026年度在職者)
| 指導 教員 |
教員名 | 領域科目名 | 研究テーマ |
|---|---|---|---|
| ※ | 雲岡 梓 | 日本文学 | 日本の古典文学(近世文学)の研究 |
| ※ | 小林 一彦 | 日本文学 (リサーチプロファイル) |
日本の書誌学(写本学)・中古中世和歌文学の研究 |
| ※ | 笹部 昌利 | 日本史学 | 幕末維新政治史の研究、日本近世・近代地域史の研究 |
| ※ | 高橋 早紀子 | 美術史学 | 日本美術史(仏教美術史)の研究 |
| ※ | 灘本 昌久 | 日本史学 | 日本近現代史、同和問題の歴史的研究 |
| ※ | 成田 智恵子 | 伝統工芸 | 京都の伝統工芸に関する研究 |
| ※ | ペレッキア ディエゴ | 伝統芸能 | 伝統芸能に関する研究(演出、伝承、国際化などの諸相) |
| ※ | マレス エマニュエル | 庭園学 | 日本庭園の歴史的・比較研究/文化と自然の相互作用に関する研究 |
| ※ | 村上 忠喜 | 日本民俗学・文化財 | 祭礼文化を中心とした都市民俗研究/文化遺産研究 |
| ※ | 山本 雅和 | 日本考古学 | 平安京・京都の遺跡・歴史の研究 |
| ※ | 吉野 秋二 | 日本史学 | 日本古代都市(平安京)の研究、出土文字資料の研究 |
| ※ | 若松 正志 | 日本史学 | 近世の京都に関する研究、日本近世対外関係史研究 |
※印は研究指導教員を示します。
研究紹介
- 雲岡 梓 准教授
- 小林 一彦 教授
- 笹部 昌利 教授
- 高橋 早紀子 准教授
- 灘本 昌久 教授
- 成田 智恵子 准教授
- ペレッキア ディエゴ 准教授
- マレス エマニュエル 准教授
- 村上 忠喜 教授
- 山本 雅和 教授
- 吉野 秋二 教授
- 若松 正志 教授
雲岡 梓 准教授
江戸時代の散文・連歌・女性作者の研究

キーワード
- 江戸文学
- 荒木田麗女
- 連歌
- 女性作者
小林 一彦 教授
日本古典文学の文献学的書誌学研究
藤原道長にさかのぼる近衞家陽明文庫、藤原俊成・定家父子に発する歌の家・冷泉家時雨亭文庫などの貴重な典籍類の調査を通じて、信頼すべきテキストの有り様について、日夜、研究を深めています。『新編私家集大成CD-ROM版』や『冷泉家時雨亭叢書』などの大きな企画で編集委員をつとめるなど、日本の和歌研究のよりどころとなるテキストの整備と公開に、長らく携わってきました。
このほか、古典文学の注釈書や解説書の執筆にも取り組んでいます。日本人は何を美しいと感じ、自然に順応し日々の暮らしに取り入れてきたのか。日本人の美意識の形成に、古典作品を通して肉迫できないか、研究しています。

キーワード
- 書誌学
- 文献学
- 古典籍
- テキスト研究
- 古典文学研究
笹部 昌利 教授
幕末維新政治史の研究

キーワード
- 幕末維新
- 明治維新
- 政治意思決定
- 歴史観
- 近代ナショナリズム
高橋 早紀子 准教授
密教美術の宗教的機能と制作背景に関する研究
平安時代の彫刻を中心に、密教美術の宗教的機能と制作背景について、図像・思想・儀礼・祈願といった視点から研究しています。具体的には、密教美術がいかなる思想や図像に基づき、どのような修法や儀礼の本尊として制作され、そこに誰のどのような祈願が籠められていたのかを追究しています。これまで、東寺講堂諸尊像・観心寺如意輪観音像・神護寺五大虚空蔵菩薩像といった、空海とその弟子たちが造像した九世紀の密教彫刻の重要作例を取り上げてきました。
空海は、密教の奥深い教えを示すには文字だけでなく、絵画や彫刻といった視覚表現が必要であると述べています。こうした密教美術の本来の意義に立ち返り、現存作例の宗教的機能や制作背景を立体的に把握するためには、美術史学的な作例調査や図像検証に加え、隣接分野の研究成果も積極的に取り入れて密教経典や文献史料の検証を行っていく必要があります。また、インドや中国の作例を含め、アジアにおける密教美術の伝播と変容の問題を考察する広い視野をもつことも重要です。現存作例を軸とする美術史学の立場から密教美術の宗教的・歴史的意義について多角的に論じ、国内外の関連分野の研究者とともに学際的・国際的研究を推進していきたいと考えています。

キーワード
- 密教美術
- 仏像
- 神像
- 空海
- 平安時代
灘本 昌久 教授
日本近現代史、同和問題の歴史的研究

キーワード
- 日本史
- 現代史
- 同和問題
- 部落問題
- 人権
成田 智恵子 准教授
伝統工芸における社会・産業的実態および技能継承に関する総合的研究
本研究は、京都の伝統工芸における社会・産業的実態の解明と技能継承の構造の把握を目的とする。主に漆工芸や京仏壇・京仏具などを対象に、社会的受容の変遷や材料・道具の供給基盤、技法・制作工程、生産・流通システム、技能者の意識、現代的意義を総合的に検討する。
研究手法としては、文献調査やフィールドワーク、職人へのインタビューなどの定性的手法に加え、制作工程の記録・分析や材料科学の知見を取り入れた定量的分析を組み合わせ、学際的に研究を進める。工芸を支える環境要因と技能の関係を、複合的な観点から明らかにする。
特に有形の工芸品を成立させる無形の技能に着目し、職人の知見の記録と明文化を行なう。制作環境や職業観の変化を踏まえ、現代における伝統工芸の在り方と意義を理論的・実証的に提示する。

伝統工芸関連資料のデジタルアーカイブ化と活用に関する実践的研究
本研究では、伝統工芸に関する資料のデジタルアーカイブ化に取り組む。道具・材料、制作工程の記録映像、図案、関連文書などを対象に、収集・整理・記録・公開の方法論を検討する。有形資料と無形の技能との関係をいかに記述し、再利用可能な形で保存するかを課題とする。
デジタルアーカイブの構築にあたっては、記録精度や再現性、情報の劣化や変容といった問題にも留意する。また、教育・研究への活用を視野に入れた運用モデルの提示を試みる。
キーワード
- 伝統工芸
- 漆工芸
- 技能継承
- ものづくり
ペレッキア ディエゴ 准教授
京都の伝統芸能に関する研究(演出、伝承、国際化などの諸相)

キーワード
- 能楽
- 芸能
- 上演
- 演出
- パフォーマンス
マレス・エマニュエル 准教授
日本庭園の歴史的・比較研究
1,000年以上の長い歴史の中で培われた京の庭はいわゆる日本庭園の基盤となり、そして今となっては日本に限らず海外でも多くつくられています。しかし、違う環境と文化でつくっても日本庭園と言えるのでしょうか。日本庭園とは元々定義しにくい実体ではありましたが、グロバール化はその本質について再考するきっかけを与えてくれています。整形式の西洋庭園に対して、日本庭園は自然風景式だと簡単に片付けることが本当にできるのでしょうか。それぞれの歴史と文化を単純化せずに、相互理解を深めていく必要があります。
京都の庭を出発点に、自然と文化、生活と芸術、都市と地方、過去と現在、そして未来の地球のあり方にまで思いを巡らせて研究することができます。

キーワード
- 庭園
- 自然
- 文化
- 歴史
- 比較研究
村上 忠喜 教授
祭礼文化を中心とした都市民俗研究/文化遺産研究
私の専門領域は、日本民俗学です。日本民俗学といっても内容は多岐にわたりますが、私の場合は、「祭礼文化を中心とした都市民俗研究と文化遺産研究」です。なかでも最近は特に、京都祇園祭の山鉾行事の主催団体や伝承組織の研究を手掛けております。同時に、無形文化遺産の保護制度と実際との間の乖離や課題、また無形文化遺産の記録保存の手法の検討について共同研究などを通して、国内外の研究者や文化遺産担当者と意見交換をしています。また全国の山・鉾・屋台を伴う祭礼行事も視野に入れ、大型都市祭礼の伝承組織の現在についての研究を手掛けています。
民俗学の研究は、フィールドワークで得られた知識や感覚を大事にします。そういう意味では、もっぱら郵送によるレポートのやり取りが主であったこれまでの通信制による教育では、なかなか難しいものがありました。しかしながら、オンラインによる対話が可能になった現在、遠隔地であっても、否、遠隔地であるからゆえの異なる実情を紹介しあう、実感を伴った比較研究も可能になりました。便利な世になったものです。さまざまなツールを使って、実感の伴った民俗学の学びを経験してください。
キーワード
- 都市民俗
- 祭礼文化
- 無形文化遺産
- 映像記録の手法
- 文化財保護制度
山本 雅和 教授
平安京・京都の遺跡・歴史の研究
さて、「千年の都」と称される京都のイメージとして、まず、平安時代の貴族の雅やかな暮らし、あるいは桃山時代に花開いた豪華絢爛な文化を思い浮かべる皆さんが多いのではないでしょうか? 考古学は文字の記録がない旧石器・縄文時代から近代までが研究の対象です。そして遺跡や出土遺物から文献や絵画にはのこされていない人々の営みを明らかにすることができ、時には一般的なイメージを書き換える発見もある感動が多い学問です。そのためには緻密な調査・観察、詳細な記録、資料の集成、それらから導き出すことができる「ひらめき」が必要です。平安京・京都についての興味・関心は尽きることがありません。

キーワード
- 日本考古学
- 平安京
- 京都
- 都市史
吉野 秋二 教授
日本古代都市(平安京)の研究、出土文字資料の研究

キーワード
- 古代都市
- 平安京
- 出土文字資料
- 地域史
- 食生活史
若松 正志 教授
近世の京都に関する研究、日本近世対外関係史研究
近世(信長・秀吉の時代から幕末まで)の京都や長崎を中心に、日本の歴史や社会・文化について、史料(くずし字で書かれたものを含む)を基礎に、データベースなども活用し、研究しています。
近世とくに江戸時代の京都については、イメージがわきにくい人もいるかもしれませんが、近世初期や幕末は政治的にも重要な場所でしたし、江戸時代を通して、経済や文化も栄えていました。そのような京都について、朝廷(天皇・親王・公家)や産業(観光・商業・モノづくり)を中心に、研究しています。
長崎については、江戸幕府の政策、「鎖国」、貿易の変遷、長崎奉行、都市の構造、町人の活動・生活、さらには貿易と国内経済・産業との関わりなどについて、研究を進めてきています。
このほか、歴史教育や日本の地域性、食文化、現代社会の問題にも関心をもっています。
本研究科では、中世後期から近代前期までの日本史分野(政治・経済・文化)で研究する大学院生を、指導しています。

キーワード
- 朝廷
- 親王
- 文化
- 長崎
- 都市