20世紀？　雲南省で使用されていた神像呪符「甲馬子（紙）」の版木。雲南の甲馬子には鬼神の姿が描かれたものが多く、当地で信仰されてきた多様な鬼神を伝える資料である。川野明正氏によれば、描かれた鬼神に何某かの祈願した後で紙銭とともに焼かれるという。展示品は、両面にそれぞれ「五道猖王」と「樹神」なる鬼神が彫られている。