2025(令和7)年度 教育プログラム支援制度 採択プログラム一覧
取組テーマ | 申請代表者 | |
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① | 学生エンゲージメントを高める学内情報提示アプリの開発と実証 | 情報理工学部 棟方 渚 教授 |
② | ハテナソンセミナーにおけるコーチングの導入、ワークブック制作 | 生命科学部 佐藤 賢一 教授 |
③ | 理学部 課題発見・解決チャレンジ | 理学部 牛瀧 文宏 教授 |
④ | 初年次教育実践知の共有整理発信と持続的向上の基盤形成 | 共通教育推進機構 中澤 正江 准教授 |
①学生エンゲージメントを高める学内情報提示アプリの開発と実証
【取組活動概要】※申請書抜粋
本プログラムは令和6年度の教育プログラム支援制度に採択された「ユーザの行動変容を促す疎密制御システムの大規模実証実験」が基礎となっている。これまで、学生のスマートフォンで操作可能なウェブアプリケーションを通し、学内の自由な回遊行動を促す仕掛け(バス停の混雑時間帯(密スポット)から、イベント(疎スポット)への参加を促す)を提示することで、参加者の行動変容を促す仕組みを実装してきた(延べ700名が体験)。しかし、学内の人流の疎密制御の成果を示すためにはより多くの参加者が必要であり、実証を継続したいと考えている。加えて、適切なタイミングにおける適切な情報提示が、学生エンゲージメントを高める効果をもたらす可能性が示唆されており、行動のみならず心的な変容についても、重要な点として実証を進めたいと考えている。本申請では、社会実装による現実の課題に取り組むことで、実践的な経験および学習機会を与えたいと考えている。
【申請者】※申請書記載順
申請代表者 | 情報理工学部 棟方 渚 教授 |
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共同申請者 | 生命科学部 西田 貴明 准教授 |
②ハテナソンセミナーにおけるコーチングの導入、ワークブック制作
【取組活動概要】※申請書抜粋
本申請では、全学共通初年次教育科目「ハテナソンセミナー」において、学生の内省的な思考力と対話的な探究力の一層の醸成を目的とし、コーチングの導入および授業支援用ワークブックの制作を行う。コーチングは初の導入であり、外部有識者2名(東京在住)を招聘し、秋セメスター中に3回(第4・9・13回)の授業内セッションを実施する。これにより、学修プロセスにおける振り返りと自己形成の支援を図る。併せて、前年度に出版した『ハテナソンの本』および執筆中の実践論文(学内紀要投稿予定)を踏まえ、授業と連動した学習・指導支援ツールとしてのワークブックを新たに制作する。完成後は一般販売とともに、2025年度秋学期の受講生に対して限定的に無償提供し、授業内での活用を予定している。
【申請者】
申請代表者 | 生命科学部 佐藤 賢一 教授 |
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共同申請者 | 情報理工学部 伊藤 慎一郎 准教授 |
③理学部 課題発見・解決チャレンジ
【取組活動概要】※申請書抜粋
理学部のカリキュラムは基礎科学に重点を置くものであるが、近年の科学技術の高度化に伴って、社会では基礎を理解しつつ応用への視野をもった理系人材が求められている。こうした社会の付託に応えるため、社会との連携に基づいたPBL授業科目を新規に理学部で開講すべく、その試行的実施に取り組む。
理学部の3年次配当の授業科目を想定する。学生自らが産業展示会イベントに参加し、その中で当該産業界の構造と課題・最新の動向を探るとともに、各企業担当者から情報収集し、現実社会の課題を発見し、解決案を考察する取り組みへとつなげる。そうした活動の結果を、産業展示会イベントで展示・説明する(もしくは、関連企業に学生自らが訪問し、企業課題の解決に向けた提案を行う)。大学が用意した企業の課題を解決するのではなく、自ら産業界の情報を収拾し分析・提案をするプロセスを経ることで、実社会を担うことの自覚を醸成する。
【申請者】※申請書記載順
申請代表者 | 理学部 牛瀧 文宏 教授 |
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共同申請者 | 理学部 河北 秀世 教授 経営学部 具 承桓 教授 理学部事務室 前田 好直 事務長 |
④初年次教育実践知の共有整理発信と持続的向上の基盤形成
【取組活動概要】※申請書抜粋
本学の初年次教育プログラムは各所属にて多様に展開され、それぞれ質保証されている。しかしながら、それらの情報は各所属内部にとどまっており、所属横断のものになっていない。また、学外への発信も十分に行われていない。
本取組では、一拠点総合大学(ワンキャンパス)の強みを活かし、所属横断で実践者が取組に関する悩み・課題や質保証の取組を語り合う場の実現を目指す。これにより、各プログラムの内容・教授法の洗練及び、各実践者の教育力向上を可能とする。さらに、それらの情報を取りまとめて概観・分析し、各プログラムの教育目標の差異を明確にしながら整理することで、今後の全学的カリキュラム改善を可能とする。さらには、これらの情報を学外に発信できるよう、入学センターへの情報提供を行うものである。
【申請者】※申請書記載順
申請代表者 | 共通教育推進機構 中澤 正江 准教授 |
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共同申請者 | 文化学部 久米 裕子 教授 現代社会学部 足立 薫 准教授 共通教育推進機構 松尾 智晶 准教授 法学部 朴 艶紅 准教授 |
- お問い合わせ先
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京都産業大学 教育支援研究開発センター
〒603-8555 京都市北区上賀茂本山 Tel.075-705-1729
kyoiku-shien-center@star.kyoto-su.ac.jp