京都産業大学 卒業生の声

経済学部

三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社

加藤 魁さん

2018年 経済学部 経済学科 卒業

Keywords金融、証券、資産運用

長年の夢だったファンドマネージャーとしてステップアップ

大学生の時に見た「ウォール・ストリート」や「マネー・ショート」といった映画に魅了され、金融や証券業界に憧れるようになりました。就職活動では、大手証券会社に入社が決まり、入社後は⼤阪の難波⽀店で約3年、個⼈富裕層、中堅法⼈、公益法⼈など幅広いお客さまへの資産運⽤コンサルティング業務に従事し、そうした営業活動を通して仕事の基本を学びました。そこでの私の業務は、お客さまへ向けて、資産運⽤に役⽴つさまざまなアドバイスや提案をすることであり、実際に投資判断を下すのはあくまでもお客さまです。いつしか⾃分の⼒をもっと発揮したいと思うようになり、⾃らが運⽤を⾏うファンドマネージャーになりたいという目標ができました。

そこで、入社4年目の春に、より専門的な知識を⾝に付けるため、社内公募制度を利用して投資情報部という本社部署に応募しました。幸いなことに社内公募に合格し、その年の秋に本社の投資情報部へと異動することができ、そこから約3年、⽇本株の調査や分析といったアナリスト業務に従事しました。
自分自身のスキルが向上していくに連れて、ファンドマネージャーになりたいという思いは⽇増しに強くなり、入社7年目に転職することを決意しました。ファンドマネージャーという職種は、大抵、運⽤経験者でなければ採⽤してもらえない狭き門ですが、先入観に囚われずに挑戦した結果、今勤めている会社から念願叶いファンドマネージャーのポジションで採⽤していただきました。
現在、私はファンドマネージャーとしてファンド運営を⾏うインデックス運⽤部に籍を置いています。お客さまからお預かりした⼤切なご資産の投資リターンを最⼤化することが私の使命です。業務の中では、株式のことだけでなく、世界全体の経済、企業、⾦利、為替、政治、など幅広い知識が求められます。ここで知識と経験を積んで、会社を代表する、いや、⽇本⼀のファンドマネージャーになるのが今の目標です。

海外研修が日本について客観的に考えるきっかけに

⼤学時代の経験で印象に残っているのは、海外の経済について学びたいと履修した国際経済学の授業です。特に授業の⼀環で参加した海外研修は、初めての海外経験であり、その国で体験したこと全てが学びになりました。数⽇間、スリランカに行き、コロンボ⼤学のキャンパス⾒学や現地の学⽣との交流、国際経済についてのディスカッションなどを⾏いました。スリランカは経済的に⽇本よりも発展途上の国ですが、私達が交流したコロンボ⼤学の学⽣は極めて優秀で、夢を実現させるためのモチベーションがとても⾼いことに驚きました。
⽇本はずっと進的で豊かな国ですが、コロンボ⼤学の学⽣ほど意欲的な⼈が少ない中で、やがてこうした国が⽇本の経済⼒を超えていってもおかしくないと肌で感じさせられました。そうした危機感や海外の経済情勢、そして⽇本企業が展開する海外ビジネスなどに触れられた経験は、今の仕事にも確実に生きています。

三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社

在学生へのMessage

できるかできないかで、やるかやらないかを判断するのではなく、「まずはやってみよう」という⾏動⼒が⾝に付いたのは⼤学4年間を通じて得た学びの1つです。前職においても今の職場においても⽇々、試⾏錯誤の毎⽇です。どれも初めからできる⾃信なんてありませんでしたが、できないかもと思って試すことをためらっていたら、今の⾃分も今の仕事もなかったと断⾔できます。挑戦した先には必ず何らかの結果が出ます。
それは良い結果でも悪い結果であっても必ず糧となり、次に⽣きます。臆することなくやりたいことには、どんどん挑戦してみてください。

※掲載内容は取材当時のものです。

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