京都産業大学 卒業生の声

経済学部

株式会社ワコール

桃井 悠さん

2017年 経済学部 経済学科 卒業

Keywordsメーカー、営業

多様な価値観に触れ、自分自身と向き合えた4年間

高校生のとき、将来の夢がまったくなかったんです。どこで働きたい、何をしたいという気持ちも一切なく、ただ漠然と大学を卒業したら就職する、くらいのイメージしか持っていなくて。「じゃあ、どんな仕事でも使えるのは経済学だな」と、少し不純な動機で進学先を選んだのを今でも覚えています。
大学に入って、まず驚いたのは一拠点総合大学のメリットです。一つのキャンパスにいろんな学部がある世界は、想像以上に個性豊かでした。「自己発見と大学生活」などグループワーク中心の参加型授業で違う価値観にもまれたことは、自分自身と向き合うことでもありました。就職活動をする上で、私が将来の仕事を選ぶ基準としたのは、「自分の力を100%生かせる会社かどうか」だったのですが、ならば自分はどういう人間なのか? それを突き詰めることができたのは、そんな京都産業大学ならではの環境で4年間を過ごせたからだと思います。

今に活きる経済学部で学んだ「お金の流れや数字を見る力」

ワコールを志望したのは、“困難に直面すると逆に闘志が湧いてくる”という自分の長所が求められている人物像にマッチしていたことと、自分の好きなものに携わりたいと思ったからです。私、高校生の頃から下着好きで、売り場に行くとすごくワクワクしたし、家でもお店でもらったカタログをずっと見たりしていたほど。そんな風に愛着を持てるものを扱う仕事ならずっと続けられると思ったんです。
実際に働き始めて、経済学部で学んで良かったと思ったのは、お金の流れや数字を見る力が身に付いたことです。世の中の仕事で、お金や数字に関係のないものはありません。特に私はチェーンストア販売統括部の営業として東海エリアの販売店を担当いるので、売り上げを上げるために担当のお店を巡回したり、どの商品がどのくらい売れているのかという細かな数字と向き合うことが主な仕事です。それにはエリアの特性を理解することも重要なのですが、ゼミで学んだ地方経済学の知識を活かすことができています。数字から目をそらさずに課題を分析し、解決策を考える。これは経済学を学ぶ姿勢と変わりません。高校生のときの「どんな仕事でも使えるのは経済学」という直感は、われながら的を射ていたのかも……。今の仕事はすごく好き。日々、誇りを持って働けています。

株式会社ワコール

在学生へのMessage

就職活動を始めるにあたって、私はとにかく「楽しくやろう」と決めていました。面接も「自分が本当に行きたい会社の人と話すチャンス」くらいの感覚でいこう、と。そんなふうに考えれば、どんな会社を受けようかとか、今日の面接官はどんな人なんだろうとか、考えるのも楽しくなって、出会う会社や人は全て自分との”縁”だと思えました。もちろんうまくいかなくて落ち込むこともありましたが、最初から楽しもうという姿勢で臨めばダメでも変に引きずらず、縁も引き寄せられる気がします。

※掲載内容は取材当時のものです。

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