京都産業大学 卒業生の声

国際関係学部

京セラ株式会社

田仲 由理さん

2015年 外国語学部 国際関係学科卒業

Keywordsメーカー、国際関係

国家間の関係性を企業間に落とし込み、交渉術に役立てたい

私は現在、宝飾応用商品事業部に所属し、主にWeb上での営業業務を担当しています。具体的にはWeb通販サイトでの受注処理や問い合わせに対する回答、さらに商品紹介のページ作成などで、新商品をリリースする際には特集ページを設けることも少なくありません。口頭で説明できる店舗販売とは違い、Webでの販売には商品説明の文章やスペックを細かいところまで正確に伝える必要があります。在学中のゼミ活動や長期留学を通して身につけたライティング、プレゼンテーション、コミュニケーションといったスキルが役に立っていることを実感しています。

国際関係学科(現国際関係学部)では国家間の歴史や関係性を学んできました。とくに印象に残っている授業は、国家間の対立について、どのように解決していけばいいのかを話しあったこと。さまざまな意見が出ましたが、どちらか一方に我慢を強いるようであれば、決して正解とは言えないことを学びました。それはビジネスにおいても同じであり、自社の利益だけを考えて交渉に臨んでも合意には達しません。交渉役は相手の利益についても考慮し、いかにしてお互いに満足できるポイントを探しだせるかが腕の見せどころです。この先、当社でキャリアを積み重ね、企業間の交渉役を務める際には、国際関係における国家間の関係性を会社同士の関係性に落とし込んで、円滑な交渉成立に役立てていきたいと考えています。

有意義な学生生活こそ、就職活動のアピールポイント

3回生の8月から約8か月間、ニューヨークに留学していた私は、その間にさまざまな発見や気づきを得られました。ニューヨークは人種のるつぼと言われるだけあって、多種多様な民族が混在して暮らしており、協定校のキャンパス内外でいろんな文化や価値観を持つ人々と関わることができたからです。異文化が交流する環境で人間的にもひとまわり大きく成長でき、社会人としての現在の考え方や生き方にも影響を与えています。
寝ても覚めても英語漬けの環境に身を置くことで、英語力も着実にレベルアップ。1年次には500前後だったTOEIC@のスコアが、留学から帰国後の試験では810にまで上昇していたのです。これは私の強みになると思っていたところ、進路・就職支援センターの方から「英語力を活かしたいなら」と勧められたのが京セラでした。面接では緊張もしましたが、留学体験を中心に自分が「何を学び、何に熱中してきたか」を整理していたおかげで、しっかり受け答えができました。就職活動を頑張るというのは情報収集や面接練習といったことではなく、就職活動で主張できる有意義な学生生活を過ごすことの方が大事なように思います。

京セラ株式会社

在学生へのMessage

京都産業大学は、外国人留学生の受け入れに積極的なだけではありません。その学生たちと同じクラスで日本の文化について学ぶ授業があったり、それぞれのお国柄について情報交換しあう機会が設けられたりと、キャンパスに居ながら異文化交流ができる環境があります。1年次の春休みには全員が海外留学で学ぶ「海外フィールド・リサーチ」もあり、専門領域での課題を見つけ、学ぶ意欲を高めることで、着実にモチベーションを高めながら長期留学にチャレンジできますよ。

※掲載内容は取材当時のものです。

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