京都産業大学 卒業生の声

国際関係学部

神戸市灘区総務部まちづくり課

茶屋道 あずささん

2013年 外国語学部 国際関係学科卒業

Keywords国際都市、まちづくり

国際都市・神戸の「これから」をつくっていきたい

神戸市のまちづくり課において、主に地域コミュニティの活性化事業に取り組んでいます。地域のお祭りやイベントなどに関わることも多く、企画や運営にあたっては、自治体や地域の婦人会、地元大学などと協働する機会が多々あります。ふだんはそれぞれ異なる活動をしている人々が、同じ目的を達成するために力を合わせる。そうした場面に出会う度に、私自身はコーディネーター役として、ゼミ活動でのディスカッションやプレゼンテーションを通して身につけた傾聴力や交渉力を存分に発揮できていることを実感しています。一方、国を挙げてのインバウンド誘致が進む中、私は灘区ならびに灘区役所を訪ねてくる訪日観光客への適切な対応を考えるプロジェクトにも所属。私自身が率先してコミュニケーションを図り、訪日観光客との友好な関係を築きながら、国際都市としての先駆的な存在である神戸の魅力を国内外に発信していきたいと考えています。

双方の視点で物事を捉える複眼的思考が重要

私が神戸のまちづくりに関する仕事に興味を持ったきっかけは、フィンランドへの長期留学でした。ゼミのテーマでもあるグローバル経済についての研究の一環として、ヨーロッパの地方都市を訪ね歩くなかで、それぞれの街に特色や個性があることに気づき、それこそが人々のイキイキした暮らしを支えていると感じたのです。帰国後、あらためて国内を見渡してみると、歴史的にも文化的にも魅力的な都市として神戸に心をひかれたのでした。
フィンランド留学では、国内外双方の視点で物事を捉える複眼的思考も磨くことができました。卒業研究ではフィンランドの産業について調べ、産業集積地に新事業が次々と生み出される環境が整備されていることを知り、そのしくみについても理解を深めました。世界中で急速にグローバル化が進む今、国内外の視点から見た神戸の魅力はどのようなものか。また、それを踏まえてどのように施策を進めていくべきか。今後も複眼的思考を活かして、国際都市神戸の明るい未来を築いていきたいと考えています。

神戸市灘区

在学生へのMessage

英語力に自信がないから、国際関係を学ぶのは無理? いいえ、そんなことはありません。私自身、英語が苦手だったのですが、現時点の英語力より学ぶ意欲を大切にしてくれる学習環境の中で、基礎から着実にレベルアップできました。将来何をしたいのかわからないまま入学した仲間も、広大なスケールの国際関係を学ぶなかで、次々と目標を発見。私のような地方公務員から国家公務員、国内企業の海外関連事業スタッフ、外資系企業、国際協力機関などをめざすことができるのも特長です。

※掲載内容は取材当時のものです。

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