京都産業大学 卒業生の声

経済学部

みずほ信託銀行株式会社

川上 大貴さん

2015年 経済学部卒業

Keywords銀行、金融、経済

信頼を得るための「専門知識」

私が働く信託銀行は、通常の銀行よりも業務範囲が広く、高い専門性が求められるのが特徴です。「信じて託す」の言葉通り資産の管理や遺産相続の手続きなど、お客さまのかなりパーソナルな部分に踏み込むことも。大切な資産を信じて託していただいた時には、大きな責任が伴う分、やりがいが感じられます。

お客さまからの信頼を得るには良識ある人間性はもちろん、専門性が重要です。金融のプロフェッショナルとして専門知識が見えるからこそ、お客さまも大切な資産を預けてくださる。そうした意味では大学時代に身に付けた経済の流れ、物の価値、制度や仕組みを読み解いて正確な情報を捉える力は、今の自分の基礎になっている実感があります。

数字と根拠を用いた論理的な説明も、お客さまに安心してもらうには必要不可欠です。もちろん、社会へ出た後に獲得した宅建やファイナンシャルプランナーの知識も大切な専門性ですが、それを誰もが納得できるよう自分の言葉で伝える技術は経済学部で学びました。

銀行の業務で必要な用語や仕組みに触れているときも「あ。これ授業で言ってたことだ」と、学生時代の記憶とつながることが多いです。授業やゼミの学びのなかで、金融の世界へ飛び込む準備運動ができていたのだと思います。それが学生の時にわかっていれば、もっと勉強していましたね(笑)。

また、日頃から経済や物価に関心を持つことができれば、自分の資産を増やしていくための力にもなります。経済学部で学んだ数字や根拠を正しく理解する素養は、お客さまと自分の生活を豊かにしてくれています。京都産業大学で過ごした日々に感謝しながら、大切なお客さまたちと向き合っています。

みずほ信託銀行株式会社

在学生へのMessage

学生の本分は学びにありますが、アルバイトやサークル活動など、自分が一生懸命に打ち込めるものを見つけてください。ひとつのことに4年間打ち込むという経験は、きっと就職活動にも今後の人生にも役に立ちます。就職活動では、学生時代に頑張ったことをそのまま話せば、本人の持ち味や魅力が伝わるはず。そういったものを見つけて無我夢中で取り組めば、振り返ったときに、充実した学生生活を送れていたことに気付きます。

※掲載内容は取材当時のものです。

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