「生きづらさ」を抱えた元非行少年、少女らへの支援の在り方とは? 福岡の大学生と共に元暴力団員が協力雇用主の会社で就労体験に挑む

2024.09.09

京都産業大学 法学部 服部達也教授(専門:矯正社会学、少年法)の社会安全フィールド・リサーチクラスの受講生12人は、福岡県にて元暴力団員が協力雇用主の会社で元受刑者の従業員とともに就労体験に挑みます。普段、接することのない元受刑者らとの交流は貴重な体験となります。

【本件のポイント】

  • 社会安全フィールド・リサーチの受講生は犯罪者、非行少年の社会復帰支援に関わる各施設等機関、団体事業所などでの見学実習、インタビューなどの調査を通じて、犯罪に関する諸問題とその対策、防犯や犯罪者、非行少年の更生など社会安全に向けた取り組みを学んでいる。
  • 服部クラスでは、2021年より福岡県にてフィールド・リサーチ活動を行っている。就労体験先の中溝観光開発は、元暴力団員の中溝社長のもと、さまざまな犯罪歴のある社員が就労している。学生は普段接することのない元犯罪者らのリアルな声を聞く事で社会復帰支援について考えを巡らせる貴重な機会である。
  • 警察官を志望する学生が多数である服部クラスの受講生は今回、福岡県の西南学院大学 田中 理絵 ゼミナールに在籍する教員志望の学生と共に中溝観光開発での就労体験に挑む。
  • 居場所を求めて未成年が集まる「警固(けご)公園」にて、筑紫女学園大学 大西 良 准教授主宰 女性支援団体「パープルエイド」の学生が行っているアウトリーチ活動(※)にも参加し、今後の学びに繋げていく。

(※)支援機関側から必要な助けが届いていない人へアプローチし情報提供や助言を行なう活動

リリース日:2024-09-09

社会安全フィールド・リサーチ(服部クラス)リサーチ活動@福岡

日 時 2024年9月19日(木)~21日(土)
場 所 中溝観光開発(福岡県福岡市博多区祇園町8-23)ほか
参加者 京都産業大学 法学部 社会安全フィールド・リサーチ(服部クラス)12人
西南学院大学 人間科学部 田中 理絵 ゼミナール7人
筑紫女学園大学 大西 良 准教授主宰 女性支援団体「パープルエイド」

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