「京都の伝統文化」で元祇園祭山鉾連合会理事長の吉田 孝次郎さんが講義
2016.06.15
6月15日、元祇園祭山鉾連合会理事長の吉田 孝次郎さんが、「祇園御霊会と山鉾風流」というテーマで共通教育科目「京都の伝統文化」で講師を務め、渡来染織品を中心に講演されました。現在79歳の吉田さんは、小学5年生の頃から祇園祭に関わっており、昨年は裃という着物を着て山鉾巡行の先頭に立たれた経験をされました。
講義では、「動く美術館」と呼ばれている祇園祭の山鉾に関する歴史や、装飾品などの数々をスライドで紹介されました。紹介された渡来染織品の中には、16世紀のモンゴルの絨毯や18世紀にインドで作られた絨毯がありました。生産時期・場所が違う物を上手に組み合わせて綺麗に見せるのが風流であり、身近な言葉では「おしゃれ」と同じことだと説明されました。
吉田さんは「山鉾を飾る染色品には見た目の美しさだけでなく、作られた背景がある」と語り、祇園祭と山鉾の魅力の奥深さを受講生たちに伝えました。
【記事・写真:学生広報スタッフ 空野 遥(文化・3年次)】


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