世界問題研究所・上海社会科学院/国際ワークショップ「科学技術の進歩と人間社会」
| 開催場所 | 上海社会科学院 本部1階 会議室101室 |
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| 開催日時 | 2025年10月31日(金)13:30~17:30 |
研究会概要
世界問題研究所は、本学の交流協定機関である上海社会科学院と共同で、2025年10月31日に上海社会科学院において、「科学技術の進歩と人間社会」と題する国際ワークショップを開催した。当研究所では、2020年度より「科学技術の発展と人類社会の変化」をテーマとして掲げ、文理融合・分野横断という視点から新たなアプローチを試み、様々な研究活動を行ってきた。今回の国際ワークショップの開催も、上記テーマに関連する研究活動の一環となる。

記念品の贈呈
今回の国際ワークショップは上海社会科学院の本部にて開催され、開会にあたり、程 福財研究員(上海社会科学院国際協力処 処長)が司会を務め、干 春暉 教授(上海社会科学院 常務副院長)および当研究所の耳野 健二 事務局長(本学現代社会学部 教授)より挨拶が述べられた。その後、当研究所の中谷 真憲 所員(本学法学部 教授)が司会を務める中、研究報告が4つのセッションに分かれて実施された。
会場風景
最初のセッションでは、当研究所から耳野 健二 事務局長が「近代法理論における〈人間〉とは何か--その歴史的基礎と現代への示唆--」をテーマに報告し、上海社会科学院から鄧 少嶺 副研究員が「法律家の理想的人格における保守主義の側面」について報告を行った。
報告を行う耳野事務局長
続くセッションでは、当研究所から中井 歩 所員(本学法学部 教授)が「日本の地方政府における政策評価とウェルビーイング」と題した報告を行い、上海社会科学院から鄧 智団 研究員が「国連の持続可能な開発目標に対する上海の審査」について報告した。
報告を行う中井所員
さらに3つ目のセッションでは、当研究所から久保 秀雄 所員(本学法学部 教授)が「科学の制度は『意図せざる結果』として自らの墓碑銘を用意するのか?」と題する報告を行い、上海社会科学院から周 豊 研究補佐員が「科学制度における失敗の価値」について報告した。
報告を行う久保所員
最後のセッションでは、当研究所から岑 智偉 所員(本学経済学部 教授)が「『躺平』が中国大学生の就職に与える影響」と題する報告を行い、上海社会科学院から裘 晓蘭 研究補佐員が「デジタル時代の上海青年の就職と生活様式」をテーマに報告を行った。
報告を行う岑所員
報告の後には、セッションごとに、指定討論者を中心に活発な質疑応答と討議が繰り広げられた。そして最後に、司会を務めた中谷所員から、各セッションや討議の全体を総括する閉会の挨拶が述べられた。
挨拶を行う中谷所員
今回の国際ワークショップでは、法理論、公共政策、科学と社会、若者と労働といった広範な領域に及ぶテーマが取り上げられ、各テーマについて日中双方から報告が行われることで、より視野の広い包括的な視座から、科学技術の進展が社会制度や人間の生き方に及ぼす影響について考察を加えることが可能となった。
今後も、当研究所は「科学技術の進歩と人類社会の変化」に関する研究をさらに深化させるとともに、国際的な学術交流の発展にも寄与していく予定である。
記念撮影