中国華僑大学意見交換会—「一帯一路とアジア政治経済環境」

開催場所 京都産業大学 第二研究室棟 会議室
開催日時 2019年6月3日(月)11:30~13:00

意見交換概要

中国華僑大学より代表団3名が来学され、岩本 誠吾 副学長を表敬訪問した。中国華僑大学国際関係学院長 林 宏宇 教授の挨拶と、岩本 副学長の歓迎の辞が交わされた後、世界問題研究所員と「一帯一路とアジア政治経済環境」をテーマに意見交換会を行った。

代表団からは、「中国としては日本との良い関係を築くことがカギであり、日中は補完関係にある。例えば中国の市場は大きく、日本はそこで経済活動を推進することが可能である。逆に、中国は、日本からたくさんのことを学ぶことができる」とコメントされた。

世界問題研究所側からは、「一帯一路は、考えながら作り、作りながら考えている。そのプロセスには課題もあるが、それをどのように建設的に解決していくかが肝要である。例えば、ビジネス、投資、金融には国際ルールがあるが、中国にはそのノウハウが少ないために、世界から誤解を招いているのではないか」との意見が述べられた。

最後に林教授は、「国際ルールの学習がカギとなることは確かだと思われる。日本は、アジアからも欧米からも世界を見ており、一帯一路で特別な立ち位置にあり、その日本との協力関係を築いていくことは重要だ」とまとめられた。

中国華僑大学代表団

林 宏宇(中国華僑大学国際関係学院長・教授)
黄 日涵(中国華僑大学国際関係学院院長補佐・教授)
董 成雄(中国華僑大学情報システムセンター主任・准教授)
林教授(左)と岩本副学長
意見交換会の様子
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