国内回帰かグローバル展開か—日米製造業国内回帰の意義と行方
報告者 | 傅 鈞文(上海社会科学院世界経済研究所国際貿易研究センター主任・世界問題研究所客員研究員) |
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開催場所 | 京都産業大学 第二研究室棟 会議室 |
開催日時 | 2017年2月22日(水)16:30~18:00 |
発表概要
グローバル化時代において、日本とアメリカの国内製造業はより国外へと生産拠点を移しつつあるのか、それとも国内へと回帰しているのか、またそれはなぜなのか、ということについて、統計資料を基に考察を行った。
その結果、日米ともに国内製造業はグローバルに展開していると言えるのではないかと考えられる。ただし、日米にはそれぞれに新興経済国での生産コストの上昇など共通の回帰原因があると同時に、日本に関しては円安や中日関係の悪化、アメリカに関してはエネルギー価格の低下など、それぞれに個別的な要因が複合的に作用している。
その結果、日米ともに国内製造業はグローバルに展開していると言えるのではないかと考えられる。ただし、日米にはそれぞれに新興経済国での生産コストの上昇など共通の回帰原因があると同時に、日本に関しては円安や中日関係の悪化、アメリカに関してはエネルギー価格の低下など、それぞれに個別的な要因が複合的に作用している。

