社会安全・警察学研究所 2月研究会(RISTEXプロジェクト関連)

科学振興機構の社会技術研究開発センター(RISTEX)公募プロジェクトに採択された、「親密圏内事案への警察の介入過程の見える化による多機関連携の推進」の調査・研究活動の一環として、2016年2月16日(会場:むずびわざ館会議室)に、横田光平、同志社大学法科大学院教授(行政法)お招きし、研究会を開催しました。
横田教授は現行の子どもに関する法令の総体を「子ども法」と呼び、憲法、民法、行政法分野などと分断された法体系で運用し、その体系に対応し構築されている行政組織(警察、教育、福祉)が個別に活動するという「縦割り行政」をしていては、子どもを取り巻く現代的諸問題に対処できないと以前から指摘されています。

当研究会では『子ども法と警察』と題し、現在、大きな社会問題となっている「児童虐待」、「少年非行」、「いじめ」といった親密空間(家庭・教育現場など)における暴力行為と主に警察、教育現場、児童相談所などの公的機関のそれらに対する介入の法的根拠及び、多機関連携の在り方についてお話をしていただきました。

会場には研究者、警察関係、教育関係、児童相談所の方などが参加し、質問応答では、警察介入の法的在り方、警察と教育関係、福祉部門と連携について、あるいは児童相談所の役割などについて、横田教授と参加者との間で活発な質疑応答がありました。

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