増田 将伸

MASUDA MASANOBU
共通教育推進機構 准教授
学位
博士(人間・環境学)
専門分野
言語学、外国語教育

研究テーマ

会話分析を用いたコミュニケーション研究

高校生に向けた研究内容の紹介

実際の会話を「会話分析」という方法論で分析することで、人々が会話の中でやりとりしている仕組みを記述する研究をしています。学問領域としては言語学と社会学の境界あたりに位置付けられる研究です。これまで、話し合いでの理解や協調の仕組みや、質問-応答を通じたスタンス表明について研究を重ねてきました。こうした基礎研究の成果を活かし、授業のグループワークをより効果的に設計・運営する応用研究にも取り組んでいます。

ゼミ/卒業研究の紹介

ゼミは担当していないため、学生の皆さんと接するのは英語(主に必修TOEIC科目)の授業が主になります。TOEICのスコアアップにつながる指導はもちろんですが、文章や会話の構造や要点をつかむ要領など、より一般的な英語のリーディング・リスニングの技能向上につながる内容の指導を心がけています。速読、音読、グループワークなど学生が能動的に活動する機会を通じて、英語が「わかる」だけでなく「使える」ようになることを目指しています。

プロフィール

神戸で生まれてからずっと関西におり、現在は落ち着いた洛北エリアの生活と、季節によって風情が変わる賀茂川沿いの通勤を楽しんでいます。散策・旅行(特に北海道・長野など涼しげで緑の多い土地)が好きで、折にふれて国内外の街歩き・観光をしています。高校時代から合唱を続けており、週末は神戸で歌っています。大学で学んだフランス語・ドイツ語のおかげで外国語の歌詞でも苦にならないのは助かっています。

高校生へのメッセージ

大学では自分の関心に応じて自分で時間割を組むため、得意科目も苦手科目も総合的に学習する機会は高校が最後になると思います。幅広い分野についてある程度の知識・理解を持っておくと、後々自分ができることのレベルが変わってくるので、自分の未来を創るためにまずは現在の学習に最善を尽くしてみてください。それから、高校・大学でいろんな人と(SNSでなく生身で)本音で交流する機会を持ってほしいです。その経験や人間関係は一生の宝物になると思います。