植村 和秀

UEMURA KAZUHIDE
法学部 教授
学位
法学士
専門分野
政治学

研究テーマ

日本政治思想史・ナショナリズム研究

高校生に向けた研究内容の紹介

昭和期を中心とする日本政治思想史、世界のナショナリズムの比較研究がテーマです。昔の人は政治についてどのように考えていたのか、それは現実にどのような影響を与えたのか、人間のこだわりとは一体何なのか、それは世界の政治にどのような影響を与えているのか。このようなことを考えて、研究を進めています。人間を理解するためには、その人が何を考えているのか、どのようなこだわりを持っているのかを知ることが重要だからです。

ゼミナール/研究室のテーマ

ナショナリズム研究

国家主義や民族主義、国民主義と訳されるナショナリズム。最近の東アジアでは、領土問題などでナショナリズムが強まり、雰囲気が険悪になっています。このゼミでは、広い視野を持ってこの問題を検討し、良い未来をどのようにつくれるかを考えます。

ゼミ/卒業研究の紹介

ゼミでは、政治に関する諸問題を歴史的な視点から分析し、検討しています。フリートーク、グループ発表、グループ討論、個人発表など、報告の仕方を変えることで、一つの問題を複数の角度から考えていくようにしています。

プロフィール

小さな時から歴史と思想が好きで、気がついたらこういう分野の研究者になっていました。旅行に行くと地図を見て、その地域の歴史を知ろうとしたり、その地域に縁のある人の考えを知ろうとしてしまいます。思い出深い海外旅行先は、1993年の東ヨーロッパです。ソ連が1991年に滅亡し、その前後で革命が次々と成功した地域になります。人間の考えが歴史を動かしたことを実感しました。

高校生へのメッセージ

日本の大学は、半分学校で半分社会です。高校までは学生で、大学を卒業すると社会人ですが、大学生は半分学生で、半分社会人です。この時期に、社会で生きていく力を育てることがとても重要です。ぜひ前向きに、積極的に、自分の人生を作っていってください。そのために大学はありますし、法律や制度、政策や政治、思想や歴史は、自分の未来を作るために、とても役に立つ分野だと思います。