田中 駿登

TANAKA HAYATO
法学部 助教
学位
博士(法学)、法務博士(専門職)
専門分野
刑事学

研究テーマ

児童虐待事案等に関する刑事司法上の課題

高校生に向けた研究内容の紹介

現代において、児童虐待は社会的耳目を集める重要な課題です。ただし、その予防や被害者の回復、加害者の処罰などといった問題を解決するためには、刑事司法や保護機関、地域社会など、様々な関係者らが協力する必要があります。どのような協力体制が望ましいか、望ましい協力体制をどのように促進することができるかなどについて、私は、特に刑罰や刑事司法という観点から分析、検討しています。

ゼミ/卒業研究の紹介

私のゼミでは、学生の皆さんの関心に沿いながら、現代社会における問題について刑罰や制裁制度という観点から検討することをしています。検討にあたっては、学生が主体的に積極的にリサーチを行い、議論しています。学生の皆さんには、ゼミの中で自身の関心を具体化するとともに多面的な角度から議論するという経験を積むことで、自ら問題を発見しその解決に当たって様々な人を巻き込むことができるような人になってもらえたらと思っています。

プロフィール

私は、程よく街に近い一方で都会の喧騒から離れたのんびりとした空気が漂う、奈良と京都で学生時代を過ごしたためか、ゆっくりと過ごしながら自分の関心を突き詰めることが好きです。現在住んでいる京都は、御所や鴨川沿い、東山などゆっくりと物思いにふけるのに向いた場所が多く、休日はそのあたりを散歩したりしています。

高校生へのメッセージ

自分が抱いた関心や疑問は自分だけものです。それを突き詰めて考えることが自分を明確に、そして自分の人生を豊かにしてくれます。そのためには、臆せず様々なことに挑戦し、色々な人に関わることが重要です。是非、積極的に自分から自分の知らない場所に飛び込んでください。その場所の一つが大学かもしれませんね。