
木村 吉孝
KIMURA YOSHITAKA
法学部 准教授
- 学位
- 博士(経営学)
- 専門分野
- 租税法
研究テーマ
法と経済学の観点を踏まえて、社会全体の厚生水準がより高くなるような祖税法の解釈論や立法論を展開することが研究課題です。
高校生に向けた研究内容の紹介
国家財政を動かすには、議会の承認を得なければならず(財政民主主義、憲法83条)、国家財政を支える租税は法律に基づいて課されなければならない(租税法律主義、憲法84条)。したがって、誰の・何に対して・どれだけの税金を課するべきかについて規定する租税法は、国家財政や国民経済にとって大きな影響を及ぼすものである。そこで、課税の公平を維持しつつ、国民の効用水準をより高めるような立法や解釈を探求していくことが課題となります。
ゼミナール/研究室のテーマ
租税回避問題
租税は国家の主要な財源である一方、納税者は税負担を軽くしたいと考えるため、節税を超えた租税回避行為が問題となります。このゼミでは、裁判例などを題材として、税法学の見地から、企業経営や資産選択などにおける租税回避問題について検討します。
ゼミ/卒業研究の紹介
租税法に関連する判例研究を中心に勉強しています。受講生の中には、税理士や国税専門官を目指している者が少なくありません。なお、法学検定や公務員試験の勉強会を自主的に開催することもあります。
プロフィール
和歌山市で生まれ育ち、高校、大学を東京で過ごし、関西に戻って社会人経験を経た後、あらためて大学院において学究を進めて現在に至ります。
高校生へのメッセージ
大学において、自分で考えて未来を選択するために必要な知見を習得するとともに、学友との交流を通じて豊かな人間性を育んでください。