平井 重行

HIRAI SHIGEYUKI
情報理工学部 情報理工学科 教授
学位
博士(工学)
専門分野
ヒューマンコンピュータインタラクション、ユビキタスコンピューティング、音楽情報処理、生体情報計測、センサ応用

研究テーマ

ヒューマン・コンピュータ・インタラクション、音響・音楽やCG等を中心としたメディア処理技術

高校生に向けた研究内容の紹介

学部が保有する実験住宅を基に、近未来を想定したインタラクティブに動作するスマートハウス環境やそのためのユーザインタフェース技術を研究開発しています。普段の生活環境にITが融け込むとどういう生活スタイルになるのか、便利さだけではない観点でのITの在り方を示しています。また、音楽・音響やCGについて制作支援する技術の研究も行っています。いずれの内容も、AI技術も絡めたものが最近のトレンドです。

ゼミナール/研究室のテーマ

近未来スマートハウスとインタラクティブメディア

実際に住める実験住宅で、壁や床、周囲のモノにセンサやディスプレイを埋め込み、インターネットサービスと連動するような近未来のスマートハウスをつくっています。そこでは、日常生活の諸問題を解決したり、芸術や遊びの要素を取り入れた新たな生活スタイルを提案したりしています。また、関連するCG やサウンド、センサなどによるインタラクション技術の研究開発も行っています。

ゼミ/卒業研究の紹介

ソフトウェアだけでなく、センシング技術や信号処理技術、ハードウェア開発まで行う研究プロジェクトがいろいろあり、インタラクティブに動作する仕組みを創ることが多い研究室です。大学院進学率が比較的高く、インタラクティブな技術や基盤技術を扱うことから、大学院を修了した卒業生はゲーム会社等でそれら技術に関連する仕事をしている人が多いです。学生達は和気藹々と研究と遊びとの両面とで楽しんで活動しています。

プロフィール

株式会社オージス総研、株式会社KRIなどを経て2008年から現職へ。企業では、SE・コンサルテーション、研究・開発など様々な業務経験をしてきました。小学生の頃からコンピュータプログラミングとピアノ演奏を始めて、今でもそれらを続けて仕事に活かしています。学生の頃の思い出は、専門の勉強やプログラミングのアルバイト、そしてバンド演奏に没頭していたことくらいしかありません。

高校生へのメッセージ

学生のうちにしかできない前向きなチャレンジをどんどん行いましょう。成功も失敗も経験です。自分の将来は経験が左右すると言っても過言ではありません。消費者的な(受動的な)ことばかりに時間を割かず、自分で何かできるようになる事や次に繋がる事とは何かを考えて能動的に行動する経験をしましょう。そして、周囲にいる友達だけを見て自分の行動を決めるのではなく、もっと広い視野・多くの視点を持って物事を見て、行動しましょう。