仁平 ふくみ

NIHIRA FUKUMI
外国語学部 ヨーロッパ言語学科 准教授
学位
文学博士
専門分野
ラテンアメリカ文学、スペイン語圏文学、文化

研究テーマ

ラテンアメリカ文学

高校生に向けた研究内容の紹介

特にメキシコの20世紀・21世紀の文学を中心にラテンアメリカの文学について研究しています。最近はメキシコ北部の文学について調査しています。メキシコ-アメリカ合衆国の国境については日本でも話題に上がりますが、メキシコからの視点が少ないと感じています。メキシコに暮らす人々が国境の暮らしや文化をどのように捉えているかに興味があります。アメリカ文化だと思っていたものがメキシコ由来だったり、メキシコ人がアメリカのものを好んでいたり文化は常に揺れ動いています。自分が見ているものや知っているものに別の姿があるかもしれないと考えることが大切だと思います。

ゼミナール/研究室のテーマ

現代ラテンアメリカを知る

ゼミ/卒業研究の紹介

ゼミでは、春学期の前半はスペイン語でラテンアメリカについての文章を読みます。担当者が内容を要約し、関連した内容について発表します。後半からは11月の神山祭での展示のための調査や準備に入ります。テーマを相談して決定したのち、グループで活動します。秋学期の前半も神山祭の準備です。模造紙に各自が調べたことを書いたり、地図を作成したりします。祭の数日間は、シフトを決めて部展の教室で来場者の方に展示を説明したり、子どもたちとサッカーで遊んだりしています。やる前は面倒くさそうな学生も、結局はけっこう真面目に取り組んでいます。秋学期後半はスペイン語圏のことを各自が自由に調べ、最終発表を行います。最終発表は文集にまとめています。

プロフィール

東京で生まれ育ちました。最近あまりできていませんが、旅行や散歩が趣味です。おいしいものを食べるのも好きです。学生時代にバックパックを背負ってラテンアメリカを旅行していたことが今につながっているかもしれません。ラテンアメリカは広く、まだ行ったことがないところもたくさんあるのでまた行きたいと思っています。メキシコにいるときは、メキシコの野良犬の写真を撮るのが趣味でした。またラテンアメリカに行ってそのへんにいる動物の写真を撮りたいです!

高校生へのメッセージ

ラテンアメリカへ行って色々な人と知り合ったり色々なものを見て、私がそれまで常識だと思っていたことは常識ではないということに気がつきました。それまでの価値観が崩れていったりショックを受けたりしたことで、今の私になっていったと思います。 でも実際は、外国に行かなくても、まだ知らないことや価値観を揺さぶってくれる面白いことは周りに沢山あったけれど、幼くて気づけなかったのだと思います。できるだけ色々な経験をするために、少しでも興味があったら行動してみるといいのではないかと思います。大学はそのきっかけになると思います。今の自分のままで守りに入らず、変化を楽しんでください!少しのチャレンジや気持ち次第で見える世界はガラッと変わります。