
長谷川 晶子
HASEGAWA AKIKO
外国語学部 ヨーロッパ言語学科 准教授
- 学位
- 博士(文学)パリ第7大学大学院
- 専門分野
- 20世紀フランス文学・美術(シュルレアリスム研究)
研究テーマ
20世紀フランス文学・美術(シュルレアリスム研究)
高校生に向けた研究内容の紹介
20世紀の芸術運動シュルレアリスムを研究しています。パリではじまったこの運動は、文学・美術・映画・演劇・ファッションなどの様々なジャンルにわたって、これまでにない美的な価値と新しい世界の見方を提案しました。ヨーロッパからメキシコや日本にまで広がりました。日本でもおなじみのコラージュやオブジェは、シュルレアリスムに由来します。この運動がどうしてこのような影響力を持ちつづけられたのかを研究しています。
ゼミナール/研究室のテーマ
ヨーロッパの芸術
ゼミ/卒業研究の紹介
フランスをはじめとしたヨーロッパの芸術を扱っています。学生の自主性を重んじるゼミです。自分が興味をもつ作品をそれぞれ選び、作家や時代背景についてリサーチを行ってもらいます。質疑応答を通じて仲間から新しい視点をもらって、最終的に論文を完成させることになります。展覧会を企画するときは、グループで協力して解説のパネルやチラシをつくったり、展示を手伝ったりします。ゼミ学生ひとりひとりの自由な発想がプロジェクトを成功させる鍵です。
プロフィール
大学2年生の冬に初めてヨーロッパを旅行したとき、フランスのパンの美味しさに感動し、食文化の背景やパンの作り方を学びたいと思い、渡仏しました。ノルマンディ地方にある国立製パン製菓学校に通い、パン職人の国家資格をとって帰国しました。今は研究で忙しくてパン作りはできていませんが、毎日楽しく料理をしています。ものをつくることが人間の精神を豊かにすると思っています。
高校生へのメッセージ
熱中できることに出会うために、まずは偏見をもたず、いろいろなことに関心をもってください。常識で自分の可能性を狭めていませんか?期待をこめて現実をみると、現実は違ったものにみえてきます。みなさんは自分が思うよりもすごいことができます。そして、「これだ」と思うものを見つけたら、努力を続けてください。今後何の役にたつのかわからないものに力を注げるのは、時間がある大学生の特権です。みなさんが生きるうえで大きな力になると思います。