ディオダート フランチェスコ

DIODATO FRANCESCO
外国語学部 ヨーロッパ言語学科 准教授
学位
博士(文学)
専門分野
イタリア語教授法

研究テーマ

外国語教授法

高校生に向けた研究内容の紹介

外国語教授法は学習の効率に大きく影響します。効果的な教え方は、前向きで有益な学習環境を作り出し、学習をよりやりがいのあるものにし、成功させることができます。 クラス・マネジメント、安全な環境づくり、外国語に常に触れ続けること、内容を現実的で関連性のあるものに保ち、学習者の関心を維持することは、外国語学習体験を成功させるために不可欠な要素の一部です。

ゼミナール/研究室のテーマ

歌から学ぶイタリア語

イタリアの軽音楽の歴史-歌を通してイタリア文化への理解を促す

聞く、書く、話す、そして、歌うイタリア語運用能力を高める

イタリアの厳選された歌を通じて、イタリア文化の理解をめざします。ゼミでは歌を聞き、歌うことによって発音の練習を行います。さらに、歌の一部を何度も繰り返し聞きながら、歌詞を書き取ります。文法や語彙がおかしいと感じる箇所は辞書などを用いながら修正し、聞き取れない箇所は文脈を踏まえ、当てはまる単語を探します。その後、学生同士でペアを組み、互いに相談しながら考えます。残っている問題は教員とともに解決していきます。このようなプロセスによって、イタリア語の発音が上達するとともに、チームで取組む力が向上することを期待します。

ゼミ/卒業研究の紹介

ゼミのテーマは「歌から学ぶイタリア語」で発音、文法、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングのスキルを向上させながら、イタリア語の音楽を通じてイタリア語とイタリア文化の知識を向上させることを目的とし積極的な参加型のゼミとなっています。 さまざまな時代の歌を聞き、歌詞を分析することにより、履修者は古いイタリア社会と現代のイタリア社会の理解を深めます。

プロフィール

語学が好きで、大学で日本語と英語を学びました。その後、イタリア語を教えることに興味を持ち、いろいろな角度から教え方も学びました。様々な教育機関でイタリア語教員としての経験を重ねながら、脳科学や心理学を応用し、より効果的な教え方の研究を続けています。 趣味は映画、音楽、旅行、読書、散歩です。

高校生へのメッセージ

AIや翻訳機が発展している時代ではありますが、外国語を学ぶ意味はまだまだあります。以下は外国語を学ぶことで期待ができる利点の一部です。 ①前向きな思考が高まります ②異なる人々に対する偏見が減ります ③柔軟性が高まります ④視野が広がります ⑤自信が高まります ⑥想像力が高まります ⑦コミュニケーション能力が発達します ⑧問題解決能力が高まります ⑨記憶力が高まります ⑩集中力が高まります