鈴木 孝明

SUZUKI TAKAAKI
外国語学部 英語学科 教授
学位
言語学博士
専門分野
言語学、心理言語学、言語習得論

研究テーマ

言語習得(言語学)

高校生に向けた研究内容の紹介

地球上に「ことば」をもたない人は存在しません。では、私たちはどのようにして「ことば」を身につけるのでしょうか。その仕組みを探る分野を「言語習得」とよびます。言語習得は大きくわけると、子どもが母語を学ぶ「母語獲得」と、大人が母語以外の言語を学ぶ「第二言語習得」という分野があります。私の研究ではこれらの両方に関して、脳や心の中で何が起こっているのかを観察や実験を通して探っています。

ゼミナール/研究室のテーマ

心理言語学(子どもの母語獲得・大人の第二言語習得)

ゼミ/卒業研究の紹介

言語習得の基礎を学んだあと、個人やグループで研究プロジェクトを行います。実際にデータをとってそれを分析し、学会や研究会などでも発表してきました。(私個人のホームページではその一部を掲載しているので興味のある人は見てください。)本物の研究を自分たちで行いそれを社会に発信することを通して、考える力、聞く力、伝える力、共同で作り上げる力を養い、想像力と創造力を身につけてほしいと思っています。

プロフィール

京都に住んで20年になります。その前はアメリカ(ハワイとノースキャロライナ)に7年、ワーキングホリデーでオーストラリアに1年住んでいました。東京では旅行会社に勤めていたこともあります。知らない土地の話を聞いたり、美味しいものを食べたりするのが好きです。音楽が好きです。小説や映画、それにテレビドラマも好きです。世の中のことにはあまり関心がありません。人生を豊かにしてくれるのは、クリエイティブなマインドとチャレンジングな精神だと思っています。

高校生へのメッセージ

3つのメッセージがあります。(1)大学は難しいことをやるところです。簡単に逃げないでください。できなかったことが少しでもできるようになれば、学習が起こっているということです。その積み重ねが力になります。(2)楽しいことを見つけましょう。楽しくないと一生懸命になれません。やらされてる感があるうちは何をやってもダメです。時間はたくさんあるはずです。本気になれることを見つけましょう。(3)世の中の動きに惑わされないようにしましょう。みんなと同じことをしていれば安全だと思っていませんか。社会的な常識なんてすぐに覆ってしまうのが今の世の中です。何が起こるかわかりません。自分で考えて自分の意思をもって主体的に行動できるようにしましょう。