吉田 和彦

YOSHIDA KAZUHIKO
外国語学部 アジア言語学科 教授
学位
Ph.D.(言語学)
専門分野
印欧語比較言語学、歴史言語学、一般言語学

研究テーマ

インド・ヨーロッパ諸言語の歴史比較言語学研究

高校生に向けた研究内容の紹介

印欧系諸言語(インド・イラン、ギリシア、イタリック、ゲルマン、ケルト、バルト、スラブ、トカラ、アナトリアなどの語派に属する)は、東は中央アジア、西はアイルランドにいたる広大な地域で話されていました。これらの言語がそれぞれ分岐する以前の共通の祖先、いわゆる印欧祖語がどのような姿をしていたのかという問題に関心を抱いています。言語の歴史を知ることは人類の歴史を知ることと同様に、わたしたちの存立を知るうえで重要なことです。

ゼミ/卒業研究の紹介

ゼミ/特別研究は担当していません。

プロフィール

13年間、学生時代を過ごしました(京都大学学部・大学院9年+コーネル大学大学院4年)。特に若いときに世界のさまざまな国の知己を得たことは生涯の宝になっています。言語学の研究・教育にたずさわっていますが、言葉にかかわる問題全般に興味があります。学生のみなさんが関心を持ったテーマが実を結ぶように、ともに学び合っていきたいと思います。研究面では、世界の研究者との交流を通して、学術の高度化に努めています。

高校生へのメッセージ

どんなに困難な問題に直面しても、あきらめずに考え、行動し続けることが、心弾む将来に繋がっていきます。この努力によって涵養される力は一生の宝になります。努力を怠り楽をするような生き方は、魂の昂ぶりや達成の喜びをもらたしてくれません。