
研究テーマ
語彙論、表現論、京言葉、言葉と心理
高校生に向けた研究内容の紹介
日本語の特徴を明らかにするために、日本語と外国語の対比や、日本語の過去と現在の対比などをしています。また、京ことばの特徴についての考察や、ことばと文化の関係についての研究も行っています。
ゼミナール/研究室のテーマ
日本語学研究
ゼミ/卒業研究の紹介
言葉(主として日本語)を文化・社会・心理・歴史・地理との関係から捉えます。そのためにさまざまな資料を用いて調査・考察を行いますが、そのような活動を通して言葉の魅力に気付くことになるでしょう。
たとえば、徒然草にも触れられているように、諾否に関する京都人の受け答えは分かりにくいとしばしば言われます。それに象徴されるように京言葉の表現は確かに単純でなく、ニュアンスの微妙に異なる表現が数多くあります。しかし、上手に使いこなせるようになれば、とても便利な言葉だと思うかもしれません。
プロフィール
戦国史上有名な本能寺の跡に建てられた本能小学校と、大政奉還宣言で知られる二条城の巽に建てられた城巽中学校を卒業しました。京都の言語文化にどっぷりつかった生粋の京都っ子です。
東京の大学で教えた経験もあって、京都と東京の様々な違いに敏感になりました。
趣味は史跡巡りとスポーツ(マリンスポーツ、テニス、卓球、バドミントン)です。
高校生へのメッセージ
学生時代は多くのことを吸収して、自身で考える習慣を身につける重要な時期です。大学で学ぶなかで、考えることの楽しさに気付いて欲しいと思います。
京都は日本を代表する歴史都市で、伝統文化が今も息づいています。そこに多くの人が魅了され、文化交流が盛んに行われてきました。
日本の言語文化の特徴は海外のそれとの対比によって明らかになることが少なくありません。その意味でも京都で送る学生生活は大変有意義だと思います。