関 光世

SEKI MITSUYO
外国語学部 アジア言語学科 教授
学位
言語文化学修士(大阪外国語大学大学院)平成13年3月
専門分野
中国語学 中国語教育 通訳・翻訳学

研究テーマ

20世紀初頭の中国語と現代中国語の違い、大学における通訳教育

高校生に向けた研究内容の紹介

1920年代初頭は、中国語の書面語が白話文という新たな文体に大きく変化した時代として知られています。この時代に英語から中国語に翻訳された文学作品を取り上げ、その文体に見られる英語の影響について調べています。また、大学における外国語教育に、シャドウイングなどの通訳訓練をどのように取り入れれば効果的な外国語運用能力の向上につながるのかについても研究しています。

ゼミナール/研究室のテーマ

中国語の音声を極める

ゼミ/卒業研究の紹介

中国語の音声について深く学び、他の人の発音を評価・指導できる知識を身につけます。中国語の発音やリズム・イントネーションに関する文献を読みながら、同時にスピーチの訓練を行い、理論と実践を結び付けることで、効果的に人前で堂々と中国語で意見を主張できる力を身につけます。 また、中国の学生と共同で一つの課題に取り組み、中国語で発表を行うなどの活動も実践しています。

プロフィール

愛知県出身です。高校時代の夢は「考古学者になって中国の始皇帝陵へ発掘調査に行く」でしたが、大学で中国語に出会い、中国語の音の美しさにすっかり魅せられてしまいました。今でも遺跡や石窟巡りでストレスを解消していますが、一番の趣味は学生の発音矯正です。

高校生へのメッセージ

外国語を効果的に習得するコツは、目標を定め、自分に負荷をかけ続けて地道に努力することに尽きます。しかし、大学で外国語を専攻するからには、外国語をマスターするだけでは不十分です。その先、つまり「その外国語を使って何をするか」を早い時期から考えることで、自らの可能性を広げ、有意義な学生生活を送ることができるでしょう。