
研究テーマ
中国語音韻史、中国辞書・音義史
高校生に向けた研究内容の紹介
中国語の漢字の読み方と日本での漢字の読み方に何故こんなにも違いがあるのか?でも何となく似ているところもあるのは何故か?また韓国語にも発音が似ている単語があるみたいだけど、どうして?といった疑問への答えを日々探しています。日々の研究では中国の古い字書資料や仏典音義資料などを扱っています。
ゼミナール/研究室のテーマ
中国語音韻史と漢字文化圏
ゼミ/卒業研究の紹介
ゼミでは中国語史や中国の言語文化に関する文章をメンバーで手分けして読んでいます。日本語で書かれたものを読むこともあれば、中国語で書かれたものを読み解いていくこともあります。また、各自が自由に設定したテーマに従ってプレゼンテーションを行い、特定のテーマに沿って議論を展開する経験を積んでいます。時には学外に出て、京都市内における外国語の使用状況を調査するなどの活動を行うこともあります。
プロフィール
大阪・北摂の出身です。中国語は大学に入ってから始めたのですが、大学時代は語学留学や長期旅行で毎年のように中国に行っていたような記憶があります。異文化に触れる体験を繰り返したことが今の自分を形作ったのではないかと思っています。
学生時代に軽音系サークルに所属していた名残りで、今でも時々ギターを弾いたりしています。
高校生へのメッセージ
「神は細部に宿る」という言葉があります。これは、細かい部分にこそ本当の価値や真実があるという意味です。一方で、「木を見て森を見ず」という言葉もあります。細かいことばかり見ていると、全体が見えなくなってしまうということですね。
細かいところに気を配ることと、全体を広く見ること、人生を送るうえではどちらも大切な考え方です。大学での学びを通じて、自分にとって何が大切かを見極める基準を身につけて、細部と全体をバランスよく見る力を養ってほしいと思っています。