
研究テーマ
インドネシアの看板広告や風刺漫画
高校生に向けた研究内容の紹介
インドネシアの看板広告を見ると、民衆の生活がわかります。また、雑誌や新聞に載る風刺漫画を見ると、人々の気持ちがわかります。そこで、看板広告や風刺漫画の中のインドネシア語を分析して、インドネシアの社会状況や時流を明らかにする研究をしています。最近はパンデミックの時のインドネシアや東南アジア諸国や日本の風刺漫画を比べたり、デジタル化が進むインドネシアを映し出す看板広告を集めて分析したりしています。
ゼミナール/研究室のテーマ
インドネシアの食と文化
多様な食と文化の研究を通じて経済や流通、環境問題について学ぶ-インドネシアのカフェ&スイーツからフェアトレードまで
インドネシアは多民族国家であり、食文化も多様です。また急速な経済発展を背景に、新たな食文化も生まれています。こうした中、私のゼミでは「インドネシアの食と文化」を研究しています。学生の選ぶ研究テーマは幅広く、インドネシアのカフェ&スイーツからファストフード、インスタント麺、ハラールと呼ばれるイスラム教徒に許される食材や料理、公平な条件下で国際貿易を行うフェアトレードにまで及びます。学生が興味や関心を持ちやすい食と文化をきっかけに、経済や流通、環境問題についても学んでほしいと考えています。
メッセージ
伝統料理から食材まで多様性に富んだ食を通して、多民族国家インドネシアならではの文化や宗教について考え、理解を深めてください。
ゼミ/卒業研究の紹介
インドネシアは多民族国家なので、おいしいものが色々あります。食べ物はその歴史、生産、流通、消費、文化行事、社会的役割など、様々な切り口で研究することができるので、学生たちは意外な面白いテーマを見つけてきます。発表を聴き合ったり質問し合ったり、テーマに関連する面白いビデオを見たりして、楽しくインドネシアの食文化を探求します。
プロフィール
インドネシア中部ジャワ州スラカルタ市出身です。少年時代、家に下宿している外国人留学生と英語で話していたので、大学では英語を専攻し、卒業後は教育大学で英語教育学を教えました。仕事の合間に友人とバドミントンをし、家では料理をしていました。大学進学は周り中から反対されましたが、おかげで1992年に来日し、1997年からは縁あって京産大で教えています。日本人のお嫁さんがいますが、料理をするのは私の役目です。
高校生へのメッセージ
大学時代はあっという間です。東南アジアに興味のある人は、4年間の間にぜひ日本を飛び出して東南アジア10か国に行きましょう!東南アジアは食べ物がおいしい!人間が優しい!そして、面白いですよ(カルチャーショックも含めて)!