若松 正志

WAKAMATSU MASASHI
文化学部 京都文化学科 教授
学位
文学修士
専門分野
日本近世史

研究テーマ

日本近世社会の研究

高校生に向けた研究内容の紹介

江戸時代の長崎や京都を中心に、日本の近世社会について研究しています。
長崎は、江戸時代の対外関係・貿易・文化交流の要(かなめ)です。幕府・長崎奉行・長崎町人の視点から、鎖国制下の貿易都市長崎の実像や長崎貿易と国内の経済・産業との関わりなどについて、研究を進めてきています。
京都については、近世の朝廷(天皇・親王・公家)・社寺(賀茂社・吉田神社)、産業(観光・商業・モノづくり)などについて研究を進めています。 
また、歴史教育や日本の地域性、食文化、音楽、サブカルチャー(マンガ、アニメ、キャラクター)など、日本文化・日本社会全般についても関心をもっています。
これらのなかには、直接的には「今の日本」とのつながりが薄いように見えるものもありますが、国際性や伝統といった視点は、現代の日本を考える際にも重要であることを、研究や授業を通して発信しています。

ゼミナール/研究室のテーマ

日本の人物や社会を歴史的に考える

ゼミ/卒業研究の紹介

「日本の人物や社会を歴史的に考える」
「日本史上の人物に関する調査・研究」を入口(3年次春学期)として、ゼミ生各自が興味・関心のある、日本の歴史・人物・社会に関する研究テーマを設定し、取り組み、その成果をまとめています。自分の好きなテーマを深く追究するための手法を身につけ、実際に調査・研究し、まとめる経験をすることが、みなさんの将来に役立つものと思います。

プロフィール

1963年11月、石川県金沢市生まれ。東北大学文学部・同大学院・助手と11年間を仙台で過ごし、1993年4月に京都産業大学教養部講師として本学に着任しました。その後、経済学部助教授・文化学部助教授などを経て、2004年4月から文化学部教授です。 現在の趣味は、授業や研究と関わる博物館・美術館・名所めぐりくらいですが、オタク文化(アニメなど)には関心があり(漫画部部長(顧問)もしています)、以前は音楽(ギター→バンド→DTM)もやっていました。時間がほしいです。

高校生へのメッセージ

国際化・多様化・複雑化・情報化が大きく進むこれからの時代を生き抜くためには、a.好奇心をもつこと、b.興味・関心を広くもち、主体的にものごとを調べ、よく考え、まとめ、議論し、発信すること、そしてc.社会のなかで実践を積むことが大切だと思います。 みなさんが充実した大学生活をここで過ごし、笑顔で卒業し、社会で活躍することを心から願っています。