田中 直子

TANAKA NAOKO
文化学部 京都文化学科 准教授
学位
博士(学校教育学)
専門分野

文化財学、文化史、教育学、博物館学、復元模写研究

高校生に向けた研究内容の紹介

文化財は人によって生み出され、伝えられてきました。悠久の歴史の中で、人々が残したメッセージを、継承されてきた文化財やそこに残された記録の分析を通して検討しています。そのため、歴史や文化史的視点はもとより、材料や技法の復元、科学者との共同研究による分析などもあわせて、文化財学的に研究しています。

プロフィール

小さい頃の休日は、よく上野の博物館に行きました。学生時代から、文化財の図像や天然の色に魅せられて、制作と研究の両輪で進んできました。アメリカとスコットランドの2度の留学を経て、文化の歴史・材料・技法などの国境を越えた関係性と、文化財の担う社会的役割の重要さを実感し、現在その発信に努めています。

寺院の法要のための復元制作

赤色等のサンプル資料:同じ赤色でも原材料が異なる

高校生へのメッセージ

文化財は、どのような立場で捉えるかで、その認識が異なります。文化振興、観光、保存継承、それぞれで考え方や視野もかわってきます。たとえば復元の立場から文化財を見た場合、絵は、紙や絹の上に絵具の層が複数あり、顕微鏡で見ると三次元芸術です。是非、文化・文化財についてミクロからマクロな視点で、そして多角的に探究して下さい。きっと皆様が活躍される社会で役立ち、人生の豊かな糧となるでしょう。

ゼミナール/研究室のテーマ

文化財を多角的な視野で考察