灘本 昌久

NADAMOTO MASAHISA
文化学部 京都文化学科 教授
学位
教育学修士
専門分野
近現代史、同和問題の歴史

研究テーマ

「近代の歴史と人権」

高校生に向けた研究内容の紹介

人権問題、差別問題に関して、同和問題を中心に研究しています。現代は、昔のように思想信条、言論の自由などの基本的な人権だけでなく、同和問題や民族問題、また、最近では性同一性障害の人権などなど様々な問題が複雑にからまっています。こうした問題について、単に被害者の立場に立つだけではなく、社会全体の問題として、その解決を考えていこうと考えています。

ゼミナール/研究室のテーマ

京都を中心に近現代史や現代社会のトピックを掘り下げる

ゼミ/卒業研究の紹介

2年生のゼミである「京都文化基礎演習」では、京都を中心に、近代の歴史や社会について、様々な文献を読み、興味のあるテーマについて学びます。知らない用語を辞書・百科事典で調べるといった初歩的なことから、データベースを検索して単行本や雑誌・新聞などの文献を探る、あるいは実際に現場へ足を運んで聞き取り調査をするなど、自分にとって関心のあるテーマを深く探り、わかりやすくプレゼンする訓練をします。

プロフィール

1956年神戸市生まれです。その後、高校までは千里ニュータウンで過ごし、大学時代からは京都に移り、現在は琵琶湖の西に住んでいます。滋賀は、京都という都会の便利さにも近く、自然環境は最高で、たいへん住みやすいです。テニスやスキューバーダイビングをはじめとして、趣味はあるといえばあるのですが、結局は、研究が趣味みたいなものです。まぁ、研究は単なる業務としてはできないことなので、趣味でいいと思っています(笑)。

高校生へのメッセージ

大学の授業は、小・中・高校時代のように、決められたテキストをこなしていればいいというわけではありません。様々なことにチャレンジし、自分が一生つきあっていける課題を見出すことが重要です。自分が前向きに取り組む仕事・趣味・人生目的がはっきりしてくると、自然に学ぶ力は湧いてきます。大学というところは、いろいろな先生や学生がつどいあっているルツボのような面白い空間です。その与えられた場を存分にいかしてください。