桐村 喬

KIRIMURA TAKASHI
文化学部 京都文化学科 准教授
学位
博士(文学)
専門分野
人文地理学、都市地理学、GIS(地理情報システム)

研究テーマ

GIS(地理情報システム)を用いた都市空間の分析

高校生に向けた研究内容の紹介

GISは、場所や地域についてのさまざまなデジタル情報を分析し、可視化するためのツールで、ビッグデータの解析にも使われます。このようなGISを用いて、都市についてのさまざまなビッグデータを空間的に分析し、3Dで可視化したりすることを行っています。また、過去の街並みを3Dで復元し、都市景観の移り変わりについて、建物の高さの変化という点から分析するようなことも行っています。

ゼミナール/研究室のテーマ

地域のさまざまな現象を地理学的に考える

ゼミ/卒業研究の紹介

ゼミでは、地域の現状や課題をさまざまな視点から知るための方法を身に付けることを目標にしています。そのために、GISを含めて、地域を分析する方法を学んだうえで、それぞれの関心をもとに、実際に現地を訪問して調査し、その結果を文章としてまとめてもらっています。現地に行って観察することで、全く違った視点から新たな発見が得られることもあり、そうした経験を通じて、社会人に求められる力を伸ばしてもらっています。

プロフィール

小さいころから地図をよく“読んで”いました。地図帳だけでなく、道路地図のようなものもよく読んでいました。時には自身で空想の地図を描くようなこともしていて、地理的に物事を考える練習は幼少期からしていたのかもしれません。現在でも、Googleマップを見始めると時間を忘れてしまうことが多々あります。

高校生へのメッセージ

地球上で暮らしている限り、地域から離れることはできません。身の回りの地域の実態を知ることは、極論を言えば自分の安全を守ることにつながります。インターネットを使って調べると、簡単に地域の情報が得られてしまいますが、デジタル情報はごく一部でしかなく、さまざまな視点から、地域をじっくり観察しないと、地域の姿はわかりません。地域をさまざまな視点から捉え、観察する力を大学で身に付けましょう。