
研究テーマ
近代日本の図書館史
高校生に向けた研究内容の紹介
近代の日本において、公共図書館は大きく変化する時局や法令、政府の方針などに翻弄され、各地で設立と廃止が相次ぎました。こうした激変期の図書館に注目すると、図書館はもとより行政、財政、教育、制度などの問題が浮き彫りになります。この研究は社会の変革期にあたり、図書館や社会教育がどのように変化したのかを明らかにするものですが、今後の図書館や社会教育の在り方を考える時にも大いに役立ちます。
ゼミ/卒業研究の紹介
本学では図書館の専門職である司書資格を取得できます。司書は本(情報)と人(利用者)とをつなぐ重要な仕事。司書資格科目では図書の形態や内容はもとより、分類や目録の仕組み、国内外の有用データベース情報、著作権法など、さまざまな知識や技術を学びます。自らの調べ物や情報を扱う上でもきっと役に立つでしょう。
プロフィール
広島県生まれ。授業で習った地理・歴史の奥深さと物語性にのめり込み、中学からは図書館などで関連する本を読み漁る一方、地元や周辺の史跡も巡っていました。現在も地域の歴史やその固有性に強く惹かれ、時間を見つけては町歩き、神社や遺跡巡り、寺院での墓誌石刻探訪など楽しく続けています。
高校生へのメッセージ
高校・大学は人生のなかでも知識や経験の幅が大きく広がる時期です。しかし、苦手意識や無関心などから情報を制限してしまうと知識が偏ってしまいます。普段からさまざまな分野、事象に興味関心を持つよう心がけてください。得た情報を自分で考え勉強することで知識となります。「知識は力なり」といわれているように、今後の人生において大いに役立つでしょう。