小川 知恵

OGAWA CHIE
文化学部 国際文化学科 准教授
学位
博士(Ph.D in Education)修士(MA in Second Language Studies)
専門分野
応用言語学、第二言語習得、英語教育

研究テーマ

応用言語学・第二言語習得理論

高校生に向けた研究内容の紹介

私の研究テーマは、応用言語学・第二言語習得理論で、特にスピーキングに焦点を当てています。タスクを中心とした言語指導法(Task-based Language Teaching)や英語スピーキング評価について研究をしています。最近では、日本語学習者の日本語スピーキング評価や語用論的能力の評価についても関心を持っています。また、言語教員教育にも興味を持っています。応用言語学の研究は、語学を学ぶ側だけでなく教える側にも重要です。教育現場で応用できる研究を目指しています。

ゼミナール/研究室のテーマ

第二言語習得・外国語教育研究

ゼミ/卒業研究の紹介

2年次の基礎演習では、外国語教育を幅広い視点で考えるゼミです。英語教育や学習に関する課題に、クリティカルな視点を持ちながら議論や発表を行います。3年次からの国際文化演習Iでは、第二言語習得理論に焦点を当て、先行研究を取り上げながら、外国語習得のメカニズムや指導法について研究します。4年次では、外国語教育に関する研究の問いを立て、卒業レポートを執筆します。ゼミ生には、英語教師を目指す学生、留学生、海外留学を希望する学生など多様な背景を持つ学生が参加しています。皆さんが外国語習得に興味を持ち、活発にゼミ活動に参加することで、外国語教育についての理解を深め、将来の教育や学習に役立てていただけることを期待しています。

プロフィール

大学時代に、1年間アメリカの大学に留学しましたが、最初は現地の大学生とのディスカッションに追いつくのに時間がかかりました。しかし、留学の後半に、現地の小学生のサマーキャンプのインターンシップに参加し、そこでの経験が新たな視点を得る契機になりました。大学卒業後、中学校の教員として働いた後、ハワイの大学院に留学し、その一環として、タイの大学で短期間英語を教える機会を得ました。留学から帰国後、愛知県と東京都の大学で勤務し、2017年より本学に着任し、現在に至ります。

高校生へのメッセージ

大学入学時に将来自分のやりたいことを明確にわかっている人もいれば、これからやりたいことを探したいという人もいます。日々の生活の中で、自分が心から喜ぶことや心を動かされたことに注目してください。そのためには、学生時代にいろいろな経験をしてみてください。もし海外留学や教職に興味がある方がいらっしゃれば是非相談に来てください。