
角田 豊
KAKUTA YUTAKA
文化学部 国際文化学科 教授
- 学位
- 博士(教育学)
- 専門分野
- 臨床心理学、学校臨床心理学、精神分析的自己心理学
研究テーマ
①「共感」についての研究、②省察に基づく教師の学校臨床力の育成
高校生に向けた研究内容の紹介
①私が専門としている臨床心理学では、カウンセリングや心理療法の基盤として「共感」を重視しています。少しでも共感を深めるには、どのようにしていくと良いかを研究してきました。②学校の教師が、子どもの心を育むための力を「学校臨床力」と呼んでいます。子どもの心に少しでも近づくには、教師自身が自分の実践をふり返る「省察」がまず大切です。私は京都連合教職大学院を兼務しており、現職教員の院生の教育研究もしています。
ゼミ/卒業研究の紹介
私は学校教師のための大学院である「京都連合教職大学院」の教員を兼務しており、そちらでゼミを持っています。教師になろうと思われる方は、学部を卒業した後に教職大学院で腕を磨き、それから現場に出るという進路もあるので、覚えておいて下さい。これまでに京産大を卒業して教職大学院に進学し、今教師として活躍している卒業生が大勢います。
プロフィール
もともと映画が好きで、学生の頃は自主制作映画を作ったりしていました。映画に関心を持った理由は、映画を見て「感動」することが大きかったと思います。どうして人は感動するのかから、人間関係でなぜ人は「共感」するのかに関心が向いて、自分の研究テーマとなりました。今でも、映画を見るのが大好きです。
高校生へのメッセージ
私は大学で臨床心理学の授業を担当しています。高校の時はあまり習わない「心理学」ですが、実際に人と人とがかかわり合う体験の機会を、授業の中で行っています。SNSのコミュニケーションが当たり前になっているからこそ、対面のかかわり合いの新鮮さを感じる学生さんが多いようです。