ヒューバート ラッセル ポール

HUBERT RUSSELL PAUL
文化学部 国際文化学科 准教授
学位
「理学修士(教育学)」(1997年(平成9年)ニューヨーク州立大学大学院アルバニー校)
「文学士(日本研究)」(1995年(平成7年)ニューヨーク州立大学大学院アルバニー校)
専門分野
(TESOL)他言語話者に対する英語教育

研究テーマ

言語習得/教育、デジタルメディアによる音楽鑑賞

高校生に向けた研究内容の紹介

言語習得と教育の研究は、英語学習者が英語でのコミュニケーションの目標を達成し、学生がグローバル社会で活躍できるよう支援するための最良の方法や教材を見つけるために有用であります。デジタルメディア、特にストリーミングメディアは、人々が音楽を体験する方法を変え、音楽の影響力を変えつつあります。テクノロジーが文化に与える影響について洞察することができます。

ゼミナール/研究室のテーマ

US Entertainment and Cultural Identity

アメリカ文化の本質を探る

アメリカはさまざまな人種が共生する多民族国家。思想の違う者同士がお互いを認め合いながら育んできた独自の文化が存在します。このゼミでは、アメリカ文化に関する歴史を学びながら日本や現代社会と比較し、その問題点や根底にあるアメリカ人の考え方、異文化との関係性を明らかにしていきます。
研究するテーマを決めるのは学生自身。例えば「ディズニーキャラクターが長年愛されている理由は?」「日本とアメリカの競馬文化の違い」「次世代の教育方法・ホームスクーリング」など、アメリカ文化に関わるものならジャンルは自由です。
テーマを掘り下げるなかで情報を検索する力や海外の資料を読解する力を身に付け、最終的にはレポートの提出やプレゼンテーションを実施。さらに生きた英語力を伸ばすため、一連の工程はすべて英語で行います。英語で文化を学ぶことでより深く異文化を理解し、研究テーマにおける専門用語などを習得することが可能に。将来は国際ビジネス関係の仕事を志望する学生も多く在籍しています。

アメリカ文化史を学びながら英語スキルを磨く

スポーツや音楽、映画など、幅広くアメリカ文化の歴史を把握し理解しながら、アメリカの理想や問題点、現代社会との比較や異文化との関係性を明らかにしていきます。資料を使った授業とディスカッションで文化史を把握。宗教やアートといった専門的なテーマで、それぞれが興味のある学びを探究し、最終的にレポートやプレゼンテーションで発表します。発表の準備を進める中で、情報の検索や参考文献の作り方など、レポートや論文作成に必要なスキルも実践的に学びます。生きた英語力の修得を目指すのもこのゼミの大きな特徴です。学生が行うプレゼンテーションやレポート、ディスカッションなどは全て英語で行います。英語を使って文化を学ぶ環境に身を置くことで、研究テーマにおける専門用語や、海外の資料を読解する力を身に付けます。

ゼミ/卒業研究の紹介

私のゼミでは、学生たちはアメリカの人々と文化の歴史について学びます。特にエンターテイメント文化に焦点を当てています。授業は英語で行われ、学生は自分で英語の研究レポートを書き、英語でプレゼンテーションをすることを学びます。アメリカ文化を学び、英語を上達させる一方で、文化比較を通して日本文化への見識を深めます。アメリカ文化に関連する研究テーマは、学生が自由に選ぶことができます。

プロフィール

私はアメリカのニューヨーク州で生まれました。 幼い頃から音楽を演奏したり聴いたりすることが好きで、スペイン語、日本語、中国語などの語学を勉強してきました。現在、人生の半分を日本で過ごしていますが、それは興味深い文化体験でした。仕事や音楽活動をしていないときは、たいてい運動や料理で忙しいです。私にとって教えることの最大の喜びは、大学生が学習や将来の目標を達成するのを手助けすることです。

高校生へのメッセージ

大学は、新しい人と出会い、自分の将来を形作る新しい経験をする大切な時期です。文化を学ぶことで、私たちは生活のあらゆる分野における人間的要素を見抜くユニークな能力を身につけることができます。これは、他の人々や自分自身を理解するのに役立ちます。英語に関しては、大学では、自分の興味のある学問について学んだり、世界中の人々とコミュニケーションをとったりするためのツールとして英語を使い始める時期です。