
研究テーマ
財務諸表監査、会計倫理
高校生に向けた研究内容の紹介
財務諸表監査とは、企業が作成して社会に公表する財政状態や経営成績に関する報告書である財務諸表の内容が、その企業の状況を適正に表示しているか否かを監査し意見を表明する行為です。そして会計倫理とは、企業が財務諸表を作成する際に配慮すべき倫理的行為のことです。この2つがうまく機能することにより、財務諸表の信頼性が高まり、投資家の投資意思決定に役立ち、投資により経済活動が活性化して経済的成長が促進されます。
ゼミナール/研究室のテーマ
財務会計
このゼミでは、企業が作成する財務諸表を手がかりとして、組織の経済的活動への理解を深めることを目的として活動しています。最初は数字の羅列にしか見えない財務諸表の各データですが、学修するにつれ、活動に関する記述を読んでいるかのようになります。
ゼミ/卒業研究の紹介
私のゼミでは、財務会計に関する研究を行います。学生が卒業後にどの組織に属しようとも、その組織内では必ず会計処理が行われます。またその組織内での地位が高くなるにつれて会計に関する知識が必要となります。社会人に学生時代に勉強しておけばよかったことについてアンケートを取れば、たいていの場合1位が英語、2位が簿記・会計、となります。根気の必要な学問ですが、卒業後はゼミで会計を勉強しておいてよかったと必ず感じてくれることでしょう。
プロフィール
奈良県の自然豊かな農村地域で育ち、幼少時代は虫取りや魚とりなどばかりしていました。大学時代は体育会所属でソフトテニスばかりしていてあまり勉学に励まない学生でした。大学卒業後6年間民間企業に勤務後、退職して大学院に進学し、教員の道を進むこととなりました。趣味は近所の散歩とスポーツ観戦です。土日の午後にNHKで放送されている、やったこともないしルールもよくわからないようなスポーツの試合をのんびり眺めるのが好きです。
高校生へのメッセージ
大学の教員を生業としていますが、小学校から大学までの期間、あまり勉強はしませんでした。何をしていたのかと問われれば、クラブ活動と答えるしかありませんが後悔はしていません。健康に生活する体力を身につけたことと、とりあえず「クラブ活動」と自信をもって答えることができます。なんでもいいですから「学生時代何をした?」と質問されたら迷わず答えることのできる「なにか」のために、その「なにか」に打ち込んだ経験が大切なのかもしれません。