高尾 義明

TAKAO YOSHIAKI
経営学部 マネジメント学科 教授
学位
博士(経済学)(京都大学)
専門分野
経営組織論・組織行動論

研究テーマ

組織と個人、さらには社会と組織のカップリング(関係)を、アイデンティティや自己定義を鍵概念に用いて研究しています。最近は、特にジョブ・クラフティング(個人が自発的に仕事や人間関係に変化を加えること)に関する研究に力を入れています。

高校生に向けた研究内容の紹介

最近力を入れて研究を行っているジョブ・クラフティングとは、「働く人たち一人一人が、自らの仕事経験を自分にとってよりよいものにするために、主体的に仕事そのものや仕事に関係する人とのかかわり方に変化を加えていくプロセス」を指します。ジョブ・クラフティングの実践が、ワーク・エンゲージメント(働きがい)の向上といったポジティブな効果をもたらすことが知られています。

ゼミナール/研究室のテーマ

経営組織論

現代において、ほぼすべての製品・サービスは組織によって生み出されると同時に、多くの人たちは組織に所属して働きます。このゼミでは、さまざまな側面をもつ組織について多様な視点から学ぶことを通じて、組織マネジメントの考察、さらには実践に活かせる能力を醸成することを目指します。

ゼミ/卒業研究の紹介

本ゼミでは、企業組織を主な対象とした組織についての理論を、実践的な応用を想定しながら学びます。現代は「組織の時代」です。ほとんどすべての製品・サービスは組織によって提供され、多くの人たちは組織に所属して働きます。したがって、組織をどのように運営すればよいかについての体系的な学びは、実社会のさまざまな場面で役立ちます。 また、本ゼミでは組織の理論を学習することを通じて、知識を獲得し、生み出し、発信するスキルの向上を目指します。

プロフィール

2025年4月に京都産業大学に着任しました。
大阪生まれ大阪育ちで、大学生のころには京都に住んでいたこともあります。大学卒業直後の数年間は企業で働き、縁あって経営学研究者に転身しました。東京での大学勤務が長かったために授業ではほとんど関西弁が出ないようになってしまいましたが、少しずつ関西弁に戻っていくと思います。
休日には、下手の横好きで楽器(チェロ)を練習しています。

高校生へのメッセージ

大学では、受験勉強とは違う「学ぶことの楽しさ」をぜひ感じてほしいと思っています。社会に出てからも学び続けることが大切ですが、学ぶ楽しさを知ることが学ぶ力を高めるためです。
経営学部の授業では、新しい知識を実際の企業の活動に当てはめて考えることで、学びの面白さを実感しやすいはずです。そして、こうした学びは将来の仕事や生活にも役立ちます。大学での学びを通じて、自分の未来を広げる一歩を踏み出しましょう!