森口 文博

MORIGUCHI FUMIHIRO
経営学部 マネジメント学科 助教
学位
博士(経営学)
専門分野
経営戦略論、アントレプレナーシップ

研究テーマ

経営戦略論、アントレプレナーシップ

高校生に向けた研究内容の紹介

現在の研究課題は以下の通りです。
1.ベンチャー企業の事業転換(ピボット)
2.大学発ベンチャーの入口(創出・支援活動)
3.企業の出口戦略(IPO・M&Aのほか、事業承継・廃業なども対象としています)
4.産学連携・大学技術の技術移転
企業は複雑な経営環境の中で、日々多くの意思決定を行っています。その中には、企業経営を左右する重要な意思決定があり、これらの重要な節目での戦略的な意思決定に関心があります。例えば、出口戦略と言われる企業の所有権や存続にかかわる重要な意思決定、入口段階(起業)における意思決定、事業がうまくいかない場合の事業転換の意思決定などがあります。私はこれらの意思決定がうまくいく要因やそのプロセスを研究しており、これらが明らかになることで、多くの企業が重要な意思決定に直面した際に、何を考え、どのような打ち手を打てばよいのかを考える際の重要な助けとなると考えています。

ゼミナール/研究室のテーマ

アントレプレナーシップの経営学
【ゼミナール】

経営学の基礎的な内容と経営戦略論・アントレプレナーシップをベースに、経営学の知識・道具の「獲得(インプット)」と「活用(アウトプット)」の両方を重要視した活動を行います。チーム単位でのプロジェクトへの参画を通じて、ゼミ生自身のアントレプレーナーシップの獲得も目指します。

【研究室のテーマ】

経営戦略論:出口戦略に関心があり、スタートアップ企業のマイルストーンである「IPO(Initial Public Offering)」「M&A(Mergers and Acquisitions)」や中小企業の「事業承継」や「廃業」といった出口についても研究領域としています。また、企業の事業転換(ピボット)についても、多角的に研究をしています。
アントレプレナーシップ:大学で創出された研究成果に基づくスタートアップや学生の創業するスタートアップに関心があります。また前者については、広義での社会実装や上市という意味での産学連携や技術移転についても研究領域として取り扱っています。

ゼミ/卒業研究の紹介

経営学の基礎的な内容と経営戦略論・アントレプレナーシップをベースに、自分の力で考え、説明・説得できる力を磨くことを目標として活動しています。経営学の知識・道具の「獲得(インプット)」と「活用(アウトプット)」の両方を重要視し、習得したことを応用・活用できる「ストリートスマート」と呼ばれる人材にふさわしい能力の獲得を目指します。学生のみなさんのやりたいこと(自主性)を尊重しながら、多岐にわたる活動を行っています(経営戦略やアントレプレナーシップ関連の書籍をベースとしたディスカッション、ゲストスピーカーからの学び、他大学との合同ゼミ、企業との連携など)。

プロフィール

大学卒業後、政府系の銀行に9年間勤務した後、大学の職員に転職し、知的財産管理や産学連携の仕事に7年間従事しました。その後、大学の教員となりました。 和歌山県の九度山町(真田幸村が幽閉された町・高野山のふもと)出身です。 趣味はスポーツ観戦とYouTubeの鑑賞です。

高校生へのメッセージ

経営“学”的な理論や思考法は、ビジネスだけでなく、日常生活や仕事などで起こる出来事や自分自身の意思決定、その後の行動に応用できる知見がたくさんあります。経営学部では「自分ならこう使う」という視点を常に持ちながら、知識・経験を獲得していってください。ビジネスパーソンとしての選択肢や視野が大きく広がります。良い意味で、新しい自分を発見しましょう。迷ったらGo!です。