
研究テーマ
イノベーションの普及に伴う質的変化
高校生に向けた研究内容の紹介
世界はイノベーションによって変化していきますが、ほとんどの人・組織・社会はイノベーションを受け入れているだけです。つまり、受け入れることによって社会が変わっていくのです。私たちが受け入れたり、拒否したりするときに何が起こるのでしょう? このことを私は、データサイエンスを使いながら学際的に分析しています。私の研究が順調に進めば、流行り廃りの予兆を捉えることができ、社会の変化についての理解を深めます。
ゼミナール/研究室のテーマ
気になることを科学する
研究にはゆるいものから人生を賭けたものまであります。星野ゼミではゆるく研究します。そして研究が楽しい、と思ってもらえることが目標です。
ゼミでは皆さんの気になることからテーマを決め→データ収集→分析→発表→質疑応答(→文章化)までを何セットやってもらっています。こうすることで様々な手法と「研究するということ」を体験できます。
講義で経営学の各分野への関心を高め、ゼミで研究の方法を学んでください。卒論では、自分の好きなテーマを分析しましょう。そして面白い研究なら、学会で報告しにいきましょう。研究は世界につながる1つの方法なのだから。
ゼミ/卒業研究の紹介
私のゼミでは、様々な手法で小さな研究をしています。例えば、アンケートを取ったり、SNS画像を目視で分析したり、プログラムを書いたり…など、多様な道具の使い方を体験しています。私たちの日常からテーマを拾い上げて、想定通りの結果が出たり、出なかったりするのは、とてもエキサイティングです。うまく行った研究は学会で報告しています。このような分析スキル・分析体験は企業からも一定の評価を受け、星野ゼミの卒業生の多くは、IT分野で活躍しています。
プロフィール
私の出身中学校は千葉県、高校は三重県です。でも大学は仙台市で、東京で最初の就職をし、今、京都にいます。広く浅く興味を持つタイプです。例えば、大学ではバンドでベース・ドラムを担当し、20代前半はPCで作曲をしていました。15年くらい普通の生活を送っていましたが、44歳からプログラミング、45歳から落語に、46歳で心理学と人類学に目覚めました。最近はベースが再び練習しています。特に何かに秀でているわけではないのですが、いろいろなものを面白がれることが、私の強みだと思います。
高校生へのメッセージ
大学に入ったら、ぜひ自身の世界を広げてください。特に日本人の普通科の高校生は、似たような人たちと一緒に過ごしてきています。しかし大学は違います。産大では多様な学問分野が1つのキャンパスに集まっています。学問にはそれぞれ価値観があります。また、留学生や年上、大学院生、他学部の学生など多様な人=価値観と触れ合うことができます。海外留学すると、さらに強い刺激を受けるでしょう。大学をフル活用して多様な価値観に触れ、幅広い視野を手に入れることを、私たちは応援しています。