経済学部イケダマリアゼミは、2026年8月31日(月)から9月5日(土)にかけて、フィリピン・セブ島において海外研修を実施しました。今回は、京都橘大学経済学部ランビーノ教授ゼミの学生11名と合同で実施し、京都産業大学の学生12名と合わせて計23名が参加しました。
本研修では、フィリピン大学セブ校(University of the Philippines Cebu:UP Cebu)との学術交流や在セブ日本国総領事館への訪問を通じて、日本とフィリピンの協力関係や国際社会における相互理解について学びました。
2026年は、日本とフィリピンの戦後の外交関係回復から70年を迎える節目の年であることから、日本とフィリピンの友好関係の歩みと今後の可能性について理解を深めることを目的に、研修地としてフィリピンを選択しました。今回の研修では、大学間交流、外交、経済協力、人材育成という多面的な視点から日比関係を学び、将来の国際協力を担う人材として必要な知識と視野を養う機会となりました。

キャンパスツアーに参加し、大学のシンボルであるオブレーション像前で記念撮影

UP Cebuでの学術交流終了後、現地学生・教職員とともに記念撮影
UP Cebuでの学術交流
UP Cebuでは、日本の地域経済や観光、交通インフラ、医療アクセス、持続可能な社会などをテーマに英語でプレゼンテーションを実施しました。その後、現地学生とのグループディスカッションや意見交換を行い、それぞれの国や地域が抱える課題や将来の展望について議論を深めました。

グループ①「持続可能な観光政策」について グループ②「日本の離島における医療アクセスの課題」について グループ③「交通インフラと地域活性化」について
学生たちは、異なる文化的背景を持つ学生との対話を通じて、国際的なコミュニケーション能力や他者と協働して課題に取り組む力を養いました。また、若い世代同士の交流は、将来の日比関係を支える人的ネットワークの形成にもつながる貴重な機会となりました。
学生交流と合同グループ・ディスカッション・プレゼンテーションの様子




在セブ日本国総領事館での学び
在セブ日本国総領事館では、日本とフィリピンの外交関係や経済協力について学びました。講話では、両国の友好関係の歴史や人的交流の重要性について説明を受けました。また、日本企業による投資や経済協力が地域社会の発展に果たしている役割についても学び、国際協力の意義について理解を深めました。
また、栗原 暖子首席領事との懇談を通じて、日比関係の歴史や今後の協力の可能性について直接お話を伺う機会を得ました。学生たちは、外交の現場で活躍する方々との交流を通じて、国際社会における人的交流や協力の重要性について理解を深めました。

在セブ日本国総領事館を表敬訪問し、栗原暖子首席領事と懇談を行いました。

在セブ日本国総領事館を訪問し、日比関係や国際協力について学んだ参加学生たち
さらに、セブには多くの日系企業が進出し、雇用創出や人材育成を通じて地域経済の発展に貢献していることについて説明を受け、経済活動が国際協力を支える重要な要素であることを理解しました。

企業訪問を通じた実践的な学び
また、日系企業を含む複数の企業を訪問し、工場見学を通じてフィリピンの産業構造や企業活動への理解を深める機会も設けました。
訪問先では、製造現場の見学に加え、海外で事業を展開する日本企業の役割や人材育成への取り組みについて説明を受けました。実際の生産現場を見ることで、日本企業が現地社会とどのように関わりながら事業活動を行っているのかを学ぶことができました。
こうした経験を通じて、学生たちは教室で学ぶ経済学や国際関係論の知識を実社会と結び付けて考える機会を得ました。
参加学生の声
- 「今回のフィリピン・セブ島研修で最も強く感じたのは、人の温かさです。現地の方々は初対面であっても積極的に声をかけ、相手に関心を持って接してくれました。その姿から、人とのつながりを大切にする文化を強く感じました。異なる文化に触れるだけでなく、人との関わり方についても改めて考えるきっかけとなりました。」
- 「UP Cebuでの学生交流では、英語での意思疎通の難しさを実感しました。今後は日頃から英語でのコミュニケーションを意識し、積極的に英語を使う機会を増やしていきたいと思います。」
- 「在セブ日本国総領事館訪問では、フィリピンの歴史や現在の社会状況について学びました。実際に現地を訪れた際に、新たな視点からフィリピンを見ることができ、さらにフィリピンについて知りたいと思うようになりました。」
- 「フィリピンの社会課題について学ぶ中で、自分たちの常識や価値観が必ずしも世界共通ではないことを実感しました。また、社会や経済の仕組みが人々の生活や仕事と深く結び付いていることを知り、社会を変えることの難しさについて考える機会となりました。」
今回の研修を通じて
今回の研修を通じて、学生たちは語学力だけでなく、異文化理解力や国際的な視野を広げることができました。また、海外での学びや交流を通じて、自らの課題や今後さらに伸ばすべき点についても認識する機会となりました。
今回の経験を今後の学修や自己成長につなげながら、国際社会で活躍するために必要な知識や能力をさらに培っていくことが期待されます。
経済学部では今後も海外の大学や地域社会との連携を推進し、グローバル社会で活躍できる人材の育成に取り組んでまいります。
関連情報
- 在セブ日本国総領事館公式SNSによる本訪問の紹介
- フィリピン大学セブによる学術交流紹介